2020年11月24日火曜日

ロンドン・バーニング。

今回今さらながらに見てみた映画は、「ロンドン・バーニング」です。

オリンピック後の不景気に沈むロンドン。その街を支配するのは、表向きは不動産ディベロッパー、裏では警察をも動かす犯罪組織のトップ、まさにフィクサー。

刑期を終え更生しようともがく主人公。そして組織の手先として働く弟。2人はそのフィクサーにまつわるトラブルに否応なく飲み込まれていく――。
兄弟には、本人たちも知らない因縁なんかがあったりしてね。

っていうプロットだけ書くとそんなに面白そうじゃないし、安っぽい気もしないでもないんだけど(失礼)、これがなかなかどうして!!

確かに地味目のクライムサスペンス――予算ないのかな(笑)――ですけど、食い入るように見てしまった!!
ハイテク機器は出てこないし交差点で車が何十台も衝突するようなこともないんだけど、だからこそなんだか「ありそう」というか、リアルっぽさを感じるんだ。

とにかく際立つのが闇組織の結束と警察の腐敗っぷり。
主人公が自らと家族のために孤軍奮闘するわけだけど、いったい何を誰を信じれば、と。

最終盤にきて「やっと仲間が」と思いきや・・・ムニャムニャ。

ラストの余韻がまた!
一見ハッピーエンドのような、それでいて「何も終わってないよ」と突き付けられるラストシーンには震えたわ。


ところでこれ、冒頭に「事実に基づく」って出たんだけどさ、マジ?


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