「らあめん花月嵐」で「琴平荘」とのコラボやってるということで、ようやく食べることができました。
琴平荘と言えば、「オフシーズンに日本一らーめんを売る旅館」転じて「オフシーズンのみ営業する元旅館のらーめん屋」ということでテレビをはじめマスメディアで取り上げられることの多い超有名店ですが、山形県鶴岡市、JR羽越本線三瀬駅から徒歩15分というアクセスを考えると、よほどのことがないかぎり現地にて食す機会はないだろうなと思うわけです。
なので、こういう機会は逃したくない。
券売機で[中華そば処 琴平荘](840円也)のボタンをポチ。
「コチラドウゾ」
通された壁に向かったカウンターで、両側をアクリル板にはさまれつつ出来上がりを待つ。壁とにらめっこしてると時間の流れが遅く感じる(^^;
「ハイ、コンピラソウ、デスネ」
おお。ちょっと感動してしまうぐらいのたたずまい。これを中華そばと呼ばずして何を、と思う。カンペキじゃないですか。
琥珀色と言えばいいだろうか。綺麗な茶褐色のスープに、透明感のあるやや平打ちの中細麺。チャーシューの上にはナルトが乗って、メンマ、海苔、ネギ、半分の玉子。スタンダードというか、オールスターキャストというか(^^;
ではいただきまーす。レンゲでスープを口元に寄せたときに、ふっと香る胡椒。改めて器を見てみると、確かにしっかりと黒胡椒がかけられている。といっても猛烈なアピールをしてくるわけではなく、あくまでも「ふっ」。奥ゆかしくて素敵です。
そのスープ。程よく油が浮かんで、しっかりとした出汁を感じる。そして最後になんとも言えない「甘さ」が広がる。うん、間違いない。
麺もよくスープに絡んで――絡むというより、スープそのものを吸い込んでるような気さえ。ちゅるんちゅるん。
バランスなのかな。完成度というのかな。
あまりにも普通で、それでいてすごく美味しかった。
麺と具材を食べ終えて、「さて」とコップの水を飲み干す。
と、再びスープを飲みたくなる。口の中がリセットされてるから、また美味しい(笑)。
そのときかすかに魚の旨味を感じた。「何か」までは僕のバカ舌じゃわかんない。でもこれが味の下支えだったんだな、と確信した。
ごちそうさまでした。
「アリガトザイマシタ~」
あの「飯田商店」コラボ、近日スタート!!回し者ではございませぬ(笑)。
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