東花園駅から近鉄で鶴橋駅。コインロッカーに放り込んでた荷物を取り出し、環状線で天王寺駅へ。そして駅前のパブリックビューイング会場(ファンゾーン)、天王寺公園「てんしば」に入る。
『会場は入場規制させていただいています!中には入れません!!』
繰り返されるアナウンス。拡声器を持つおまわりさんの横のおまわりさんに「そうなんですね・・」と話しかけてみると、にこやかに「残念ですが」。まあその笑顔に免じて(^^;
周辺もそこここで規制線が引かれている。かろうじてモニターの位置はわかったけど、映像がわかるほどではない。スピーカーの音は半分も届いてこない・・・かといって別のPVの情報も持ってないしなぁ。
家族のグループLINEに「入場規制orz」と流し、スマホの速報を追いながら、いい場所ないかと公園内をうろつく。
歩道橋の上から見えないかしら。モニターは見えなかったけど、すばらしく綺麗な夕焼けが見えた。ジャパンの赤だ(無理やり)。
速報を見ると3-12。うーん、予想されてた得点経過だな・・。
だけど速報が更新されるよりも早く、グループLINEに「3点返した」「3点取った」のメッセージが入ってきた。ってことは田村が「普通に蹴れてる」ってことか。
ならばもしかして後半粘れればチャンス出てくるかな。9-12。
後半に入ると大阪には夕闇がやってきた。発光するモニターの位置がはっきりわかるようになってきた。おかげで映像も「どっちに動いてるか」ぐらいはなんとなく理解できる。
そして会場のボルテージが一段階上がったためか、スピーカーの音量もアップしたように感じる。実況の声が7割方聞き取れる。よーしもうここで見よう!と190cm100kgはありそうなスコットランド人(ジャパンのジャージに下は例のスカート)の背中越しに、モニターの明かりを注視する。
あれ?なんであのスコットランドの人は日本を応援してたんだ?星取表的には当面のライバル日本が負けたほうが彼らにとってはいいのではないのか?
そして。
Rugby World Cup 2019 Japan Pool A
○JPN 19-12 IRE
パブリックビューイング会場の(外で立ち見してた)大勢の観衆の歓喜が爆発した。ニッポンコールが湧き上がる。知らない人とのハイタッチ。普段なら絶対しないであろうセレッソユニの人とも(笑)。
テレビ前よりも、スポーツは現場よね。現場っていうと「違うだろ」って言われちゃうかも、ですけど。
帰宅してから改めて録画を見る。
奇跡的な勝利かもしれないけど、この試合を見るかぎり「奇跡じゃない」。そんなことを思った。
4年前の南アフリカ戦は、ラストプレーでHCが同点PGを蹴るように指示したぐらい、勝つことがイメージできてなかった。勝利に挑んだのは確かだけども、結果は奇跡だったと思う。
でも、この試合もアップセットはアップセットで間違いのないところだけれど、最初から勝とうとしていて、勝利への道筋を模索して、遂行して、そして勝った。
勝てると思っていた以上、もはや奇跡なんかじゃない。
「どーん」と攻めてくるアイルランドの強烈なFWに、真っ向から対峙し、技術で上回った。守備のほころびもまったく見せない。
それは「こんなはずじゃない」とアイルランドに混乱をもたらし、リードしている余裕を奪い、まるで予定どおりの逆転トライ。
最後はアイルランドが諦めて勝ち点1を確保しに来たというのが、われらがBrave Blossomsの強さの証でもある。
すいません、ここまで強いとは思ってなかった。
でもね。ゴールはここじゃない。まだ終わりじゃない(©「兵、走る」by B'z)。何も達成できていない。
まずは次のサモア戦。そして運命のスコットランド戦へ。
でもまあ、「この程度の勝利」に浮かれるような選手もいないか(^^;
・・
・・・
準々決勝のプールAの2位が出る試合のチケット持ってるんだけど・・・日本が2位通過する可能性が低くなったような気がしないでもない。プラチナチケットへの夢が(笑)。
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