後半立ち上がり。日本らしく相手ボールホルダーに複数のプレイヤーが絡み、叩き落したボールを福岡がそのままキャッチ、一気に加速しての独走トライ。
28-7。この時点で、スコットランドがプール順位の上でジャパンを上回るには「あと29点」が必要になった。互いの実力、試合展開を考えればちょっと考えにくい差だ。でも。
今は目の前の試合だ。目の前の相手をボコるんだ。
スコットランドが意地を見せて1トライゴール差に詰めてきても、これ以上は絶対に譲らない。ジャパンの壁をスコットランドに思い知らせる。そういう戦いだった。
ラストの数分間のゴールラインを背にした守備、そしてターンオーバー、ボールキープ・・・心が震える数分間。そして。
4年前のリベンジ達成!プール全勝!1位通過!ベスト8!!
Rugby World Cup 2019 Japan Pool A
○JPN 28-21 SCO
FWとBKの使い方もバランスが良くて「こちらを止めればこちらが空いて」みたいな感じで、立ち上がりは本当に難しかった。
簡単にラックにはさせてもらえず、なんとかブレークダウンすればボールに絡みにきて(特にあの7番はやっかいだった)、ジャパンのリズムを分断していく。
ただ、「走力」。これは間違いなく、鍛えに鍛え抜いたジャパンが上回っていた。守備のあと1歩で少しずつ押し戻し、最初のトライは磨いてきたオフロードパスとショートサイドに両ウイングを集めるというスペシャルなプレーの融合。
逆転のトライもFW陣の走力と連続したオフロード。稲垣選手、代表初トライおめでとう!
積み上げてきたもの。
言葉にすれば簡単だけど、「スコットランドを倒してベスト8」のために積み上げたものが、すべてが発露した、そういう戦いだった。
おめでとう。ありがとう。そして、「お楽しみはこれからだ!」
* * *
このチームの大躍進が、台風で被災された方々の心の支えになればと思います。みなさんを含めて、“ONE TEAM”。
【ショートハイライト】
— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) October 13, 2019
🇯🇵日本代表 v スコットランド代表🏴
日本のラグビーに新たな歴史が刻まれた一戦。
両チームが全てをかけて挑んだ激闘をもう一度❗#RWC2019 #JPNvSCO #RWC横浜 pic.twitter.com/NoYUWLOum8
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