2019年10月14日月曜日

【Japan2019】JPN v SCO[A]~勇敢なる桜満開~

後半立ち上がり。日本らしく相手ボールホルダーに複数のプレイヤーが絡み、叩き落したボールを福岡がそのままキャッチ、一気に加速しての独走トライ。

28-7。この時点で、スコットランドがプール順位の上でジャパンを上回るには「あと29点」が必要になった。互いの実力、試合展開を考えればちょっと考えにくい差だ。でも。

今は目の前の試合だ。目の前の相手をボコるんだ。

スコットランドが意地を見せて1トライゴール差に詰めてきても、これ以上は絶対に譲らない。ジャパンの壁をスコットランドに思い知らせる。そういう戦いだった。

ラストの数分間のゴールラインを背にした守備、そしてターンオーバー、ボールキープ・・・心が震える数分間。そして。

4年前のリベンジ達成!プール全勝!1位通過!ベスト8!!

Rugby World Cup 2019 Japan Pool A
○JPN 28-21 SCO

スコットランドも強かった。
FWとBKの使い方もバランスが良くて「こちらを止めればこちらが空いて」みたいな感じで、立ち上がりは本当に難しかった。
簡単にラックにはさせてもらえず、なんとかブレークダウンすればボールに絡みにきて(特にあの7番はやっかいだった)、ジャパンのリズムを分断していく。

ただ、「走力」。これは間違いなく、鍛えに鍛え抜いたジャパンが上回っていた。守備のあと1歩で少しずつ押し戻し、最初のトライは磨いてきたオフロードパスとショートサイドに両ウイングを集めるというスペシャルなプレーの融合。
逆転のトライもFW陣の走力と連続したオフロード。稲垣選手、代表初トライおめでとう!

積み上げてきたもの。

言葉にすれば簡単だけど、「スコットランドを倒してベスト8」のために積み上げたものが、すべてが発露した、そういう戦いだった。

おめでとう。ありがとう。そして、「お楽しみはこれからだ!」

*  *  *

このチームの大躍進が、台風で被災された方々の心の支えになればと思います。みなさんを含めて、“ONE TEAM”

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