「本のソムリエ」という言葉に引っかかって里見蘭「古書カフェすみれ屋と本のソムリエ」を購入。いわゆるタイトル買いですかね。
実際にそういう肩書をもって活動されている方もいらっしゃるようですね。
何かを抱えてやってくる客に対し、カフェに併設されている古書店の店長が、その人に合った本を紹介すると事態は思わぬ方向に・・・みたいな話。この客に合ったものを提供する、というのがソムリエという意味として使われています。
カフェでの話なので、いわゆるカフェ飯がたくさん登場します。こだわりのランチがレシピごと細かく書かれてたりもするんですが、あんまりそういうのに興味のない私は、その部分は斜め読みです。ごめんなさい(^^;
1冊の中に中編が5つ収録されてて、それぞれお話はぐんぐん読めます。
が、オチ。えーそういうのなの??みたいな。たとえば・・・。
あまりに本の内容を「紹介しなさすぎ」て、なぜそういうラストになったのかがイマイチ伝わってこなかったり。
逆にあまり本の内容を「紹介しすぎ」て、その本を読んでみたくなるような余地が残ってなかったり。
紹介した本の内容と、物語の展開がどうにもリンクしているように感じなかったり。
個人的にはどうにもしっくりこないまま読み終えてしまいました。
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