「そうだ、京都でらーめん食べよう」
と思い立ちわざわざ行ったわけではなくて、若干「通りすがり」な感じもありますが、京都駅からほど近い「本家第一旭 たかばし本店」に念願の初訪であります。
店外設置の冷風機の風を浴びつつ、回覧されてきたメニューを見る。写真どーんでイチオシと思われるのは「特製ラーメン」(900円也)。せっかくですし、これにしましょう。
20分ほど待ったかな。店内カウンターに通される。テーブル席には相席をさせていないようなので、店内はゆったり。「町中華」の雰囲気もあるし、少し古びた感じもいいじゃないですか。ビール飲んでる人も多い。
「いらっしゃいませー」「おおきにー」と、フロアスタッフさんの挨拶も気持ちいい。見てると、そのフロアの人のエプロンが「レジスター」になってるんだと気づく。そんなのもちょっと懐かしくていいな。
麺茹での人、チャーシューを刻む人、持ち帰りラーメンを準備する人・・・厨房の中の人を眺めつつ待ってると、ようやく特製ラーメンが。
麺が見えないほど乗せられた小ぶりの薄切りのチャーシュー(確か8枚!これぞ京都!)、その上にたっぷりの九条ネギ(ネギ多めってオーダーもできるみたいだ)。
これよ、これこれ!!いただきまーす!
濃い茶色というイメージに反して、さっぱりで少し甘めのスープ。ぐいぐい飲める。
そのスープに絡みつく細麺。やや柔らかめでちゅるんとのど越しまで楽しい。
その麺にまとわりつく九条ネギ。香りと食感とさわやかさを運ぶ。
薄いくせに噛み応えとしっかりした味わい、そして薄いからこそ麺と一緒に口に運べるチャーシュー。
言葉にするとたったそれだけのことだけど、最高のバランスではないかと思うのですよ。
高級じゃないけど、日常のスタンダード。マスターピース。
スープの一滴、ネギのひとつまでいただきました。ごちそうさまでした。
お腹いっぱーい。
あ。ちなみに「特製」って要は大盛ってことです。つまり大盛チャーシューですね(^^;
京都のらーめんの場合、チャーシュー追加は必須でしょ(←マイデフォルト)。
軽々しく「また来ます」とは言えませんが、また来たい、です。
JR京都駅、中央口を出たとこの塩小路通を右(東)へ。2つめの「河原町塩小路」の信号を右折すぐ。新福菜館本店の隣。徒歩5分弱。
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