2021年10月8日金曜日

さてここで。

さてここで、改めてRoad to Qatarのレギュレーションを確認しておきましょう。

『各グループ上位2ヶ国がワールドカップ出場権を獲得します。
グループ3位同士は、アジアプレーオフを行い、勝利チームが大陸間プレーオフに回ります。』(JFAホームページより)

つまり出場枠はいわゆる[4.5枠]。以前に比べたらずいぶんと広い門戸になってますが、それでもグループ2位はマストとも言えるわけです。が。

KSA 1-0 JPN●

この結果、グループ2位には勝点で6も水を開けられ、3位すら横並びの状態。
さすがに笑える状況ではなくなってきたかな、と思います。


一方で、まるで1997年の最終予選のようにキリキリとした状況が「楽しい」と思ったりしてる自分もいたりもします。

そういえばあのときの最終予選は○→△→●→△で加茂監督が更迭されました。終盤の逆転負けだったり、アディショナルタイムの失点でドローとか印象も悪いですが、3枠目を狙うために思い切った策を打ったわけです(当時の出場枠は3.5枠)。

今回はどうでしょう。今のところ●→○→●で、次は10月12日に対AUS。仮に負けようものならAUSとの差は「9」ですからね。JFAの偉いさんたちはどう考えてるでしょうか。
ちなみにその次の試合まで1ヶ月ほど間隔が空きますよ。


オリンピックのときにも思ったんですけど、今の森保ジャパンって、実力も実績も十分な選手たちを4-2-3-1に配置しておしまい、という気がしてならないんですよ。
もちろん優秀な選手たちですから、それでも十分に機能させるだけの力はあるんですが、短い時間で作られるチームですからコンビネーションや意思疎通なんてのはクラブチームに比べたらどうしても熟成度が落ちるでしょうし、だからこその何か戦術的なよりどころだったり、あるいは特徴ある選手を活かすための方策だったり、そういうものが必要だと思うんです。それが見えないんですよ。

だからうまくいかないときに盛り返せない。閉塞感の中でただ時間が経過していく。

この試合だってそうでした。
サウジアラビアのスピードに対応するための策がなかったから、後方へのスプリントを繰り返した浅野と南野はただ疲弊するだけ。
僕みたいなシロートですら柴崎がねらわれていたのはわかったのに、でもそれを回避するための策がなかったら、疲労とともにプレー精度が落ちていく、プレーが軽くなるのが目に見えるようだったのです。
そもそもコンディションが良くないような選手も何人かいたから交代が遅いと思ったし、ただアタッカーを次々入れてもその特徴が出てこないと意味もないです。

直接的な敗因は柴崎の見事な逆スルーパスが起点となった失点だけれども、そこに至る十分な伏線があったんですよ。

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この試合、地上波放送なくて良かったねぇ、なんてイヤミのひとつも言いたくなります。
まあ森保監督そのものよりも任命責任のほうがあるように思いますけどね。

最終予選の投稿へのリンク
[MD1] オマーン(H) [MD2] 中国(A)



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