今回今さらながらに見てみた映画は、原作小説がめっちゃおもしろかったんだよ!な「太陽は動かない」です。
スパイアクションっていうんですかね。産業スパイ組織・AN通信の鷹野に藤原竜也、相棒の田岡に竹内涼真。次世代エネルギーの鍵を握る技術と情報をめぐる争いがストーリーの主軸になる。
藤原竜也の「あ゛あ゛あ゛あ゛」もちゃんとあります(笑)。
思った以上に生々しいアクションは良かった(特に最初のあたり)し、海外ロケの映像も悪くなかった。110分というコンパクトな中にもスピーディで、すごく楽しめた、という気はしている。それはホントに。
ただ「説明してみたけど、やっぱり説明不足」という気はするよね。
冒頭で背景説明はガッツリと入ってます。それはもう必要十分。だからもちろん映画単品で楽しめるはず。
でも、次世代エネルギーの話は原作ではシリーズ1作目の「太陽は動かない」で、この映画ではさらにスパイ鷹野の誕生前日譚であるシリーズ2作目「森は知っている」も並行して描いたわけで、どうしても散漫になってしまうし、諜報活動そのものの面白味が薄くなってしまったかなと思う。
逆に言うと小説読んでたからこそ楽しめた、ということなのかもしれない。
映画1本という限られたリソースを、文字どおりのスパイ&アクションに全振りしてもよかったのでは、という感じ。
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