2021年10月14日木曜日

さんぽニスト、旧青梅街道をゆく。その弐

およそ半年ぶり、ようやく青梅街道に戻ってきました!
思い返してみれば「その壱」のときも緊急事態宣言明けだったんですねぇ。それにしても長い自粛でありました。


さあ前回ゴールの新小平駅前からリスタートです・・・と、歩道をこちらに向かって走ってくる自転車の人の顔に見覚えが!
すれ違いざまにじーっと顔を見て、脳内検索すること数秒、答えが出ました。「▲場さん!」、振り返って叫んだものの時すでに遅し。その数秒の間に自転車はかなり先まで走り去ってたのでした。以前スキー関係でお世話になった方です。
ついこの間「他人の名前と顔が思い出せない話」をここで書いたばかりなのですが、この方とは毎年年賀状のやり取りはさせていただいてて、頂戴する年賀状にいつも家族写真が印刷されてるので思い出せた、そんな感じだと思います。そういえば宛名の住所は確かこのあたりだったな、などという追加情報まで思い出したり。

「やっぱり年賀状大事ね」と改めて思う僕の横を、いい音をさせてスバル360(!)が駆け抜けていきました。やっぱのあのクルマかわいい。

見事な山門の小川寺(地名は「おがわちょう」だけど「しょうせんじ」です)にお参りしてから先へ進んでいきます。

小平市から東大和市に入るところが青梅橋(の交差点)。青梅街道にかけた橋だから青梅橋だそう。街道が先ってことね。
西武線のガードをくぐって――土地勘がぜんぜんないのもあるんだけど、このあたり西武線が縦横無尽に走ってるのでちょっと方向感覚とか混乱する(笑)――斜め左に曲がってきます。後から地図を見ると実質的にはほぼ直進だった。

道の名前が「桜街道」に変わります。そして見えてきた多摩モノレール、そこの駅がズバリの「桜街道駅」。「青梅街道駅」とか「甲州街道駅」とか交差する道の名前を駅につけるのははたしてどうなんだろう、とか思いながら歩いてたら、駅の先は「江戸街道」に名前が変わってたわ~(^^;

江戸街道は東大和市から武蔵村山市に入っていきます。小平、東大和、武蔵村山・・・東京23区はがんばれば全部挙げられそうだけど、市区町村は無理だなぁ。25個ぐらいあるんだっけ?(適当)
と、そこに現れたのは都営村山アパート。アパート群、と言ったほうがいいか。とにかく左右見渡すかぎり同じような形の団地が延々と続く。壁面についた番号が「1125」とか、なんと4桁。いったい何棟建ってるんだ!?
村山団地って名前は聞いたことある気がするけども、まさかここまでの規模とは。通勤ラッシュとかどうなっちゃうんだろう、とかいらん心配をしてみたり。
余談ですが、僕の心配は別のところにも→コチラ

さて村山アパートの先、榎という信号のところで江戸街道は右に折れるような形になるのですが、よーく見ると直進方向に路地が見えます。ここからいわゆる「旧道」に入ってきます。左に超素敵デザインの幼稚園を眺めつつ住宅地を進んでいくと、急に前方の視界が開けます。そこは大きな大きなイオンモール。
旧道の上に建てられたものと推測されます。せっかくなので建物を回り込むのではなく、可能なかぎりまっすぐ、つまり店舗の中を突っ切って進みます。ついでにトイレもお借りしました。ありがとうこざいます。

そこから再び住宅街の中を進んでいくのですが、緩やかにうねったりしつつも明らかに「まっすぐ進んでいる」という実感があります。これまでどこの旧道でも感じたものと同じです。
ところでこのあたりでふと気づいたのですが、各住宅にはLPガスのボンベが設置されてるんですね。そうかなるほどーと思ったり(^^;

東村山市を抜け「西多摩郡瑞穂町」に入ったあたりが箱根ヶ崎宿。横田ベースの北端のあたりです。
小さな町ですが、古くからあったと思われる店舗や建物があったりするのがその名残でしょうか。繰り返しますが、小さな町でした(^^;

表通り(青梅街道)に戻り、八高線の踏切を越えると景色が一変、空が広くなり少しずつ道も少し上り基調になってきたかも――そうでもないかな?(笑)
新青梅街道と合流すると、これはもう間違いなく郊外の街道筋の景色。そしていよいよ青梅市に入ります。

さあ青梅宿に向かって一直線、ではなく、東青梅の手前あたりでまたまた住宅街に入ります。
このあたり、区画整理がなされたらしく、旧道の面影がなくて、古くは斜めに通っていたであろうルートに近い道をカクカクと曲がることになりました。

そのカクカクも短い区間。東青梅の駅前で踏切を渡ると、ついに青梅宿のエリアに突入です。

旧青梅街道青梅宿、東青梅の少し先あたり。

青梅の町は「昭和レトロ」で町おこしをしているようで、特に古い映画看板を模した看板がそこここに目立ちます。本物の映画の看板もあれば、パロディもあって、楽しいです。もちろん町並み自体もあえて残しているようで、昭和の香りただよう店構えの化粧品屋さんが実はカフェだったり。

なんかキョロキョロしながら歩いてるうちに、青梅駅前に到着です。
駅舎もなんだか昭和レトロな気がしますよ(^^;

本当は青梅街道は甲府まで続いているし、奥多摩までは交通もそう不便ではないのだけれど、「青梅街道の青梅」まで来たのだから、ここでひと区切りということにさせてもらおうかなと思います。

というわけで今日はここまで。青梅街道、ゴールだぜっ!!


まだ昼すぎだったりもしますので、青梅の町をのんびり散策させてもらいました。
10分も歩くと多摩川まで出られますよ~。


今回の行程:新小平駅~箱根ヶ崎宿~青梅宿(→GoogleMapsのマイマップ)。昼ごはんは青梅駅前の渋い蕎麦屋で地元の清酒澤乃井と板わさともりそば。お土産は名物青梅せんべいともちろん澤乃井。
ここまでの行程:[1]新宿追分~新小平駅 [2]~青梅宿


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