2021年7月20日火曜日

妄想ひとりぐらし。

ほとんど不審者並みにキョロキョロしながら日々さんぽしてますので、必然的(?)に新しいアパートやオシャレなデザインのマンションを見かけることがあります。
単純に建築物を見るのが好き、というのもありますが。

そうすると、「自分がそこに住んだら」ってことを想像し始めちゃうんですよね。

オシャレなマンションもいいですけど、年季の入った団地風なとこ(レトロなアパートメント)も妙にカッコよく見えたりします。
高級そうなマンションはすげーなーと思うだけであまり興味がないですね。ましてやタワマンなど。高所恐怖症なんで。「あの14階の人、ベランダにふとん干して大丈夫なんかな」とかは思いますけど(笑)。

実際にひとりぐらしをしていたのはもうずいぶん昔のことになってしまいましたが、今の自分がもしここで住むことになったら、それもひとりぐらしなら、ということをつい妄想してしまいます。
もちろん「したい」ということではまったくないんですし、現状の不満があるわけでもないんですが、ちょっとした現実逃避なのかもしれないっすね。

「ちょっと駅から遠いのか」
「職場から歩けるかな」
「ベランダが広そうだね」
「ここは駐車場全戸についてる」
「あの外階段、酔っぱらってたら怖そうだな」
「商店街とスーパーは逆方向かな」
「1階が銭湯ってどんなだろう。暖かかったりするのかな」
「近くのあんな店の常連とかになってみたいかも」

と外観でいろいろ妄想が始まるともう止まりません。
いよいよ妄想は内部にも。

「現実問題ワンルームで十分だよな」
「ネット環境はどうしよう」
「ユニットバスでもいいよ」
「ベッド入れたら部屋が狭くなるか」
「乾燥機付きの洗濯機が欲しいな」

そしてついに妄想は。

「ガールフレンドが訪ねてきて――」


・・・彼の手記はそこで途絶えている。


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