2019決勝と同じカード。
あのとき完敗したイングランドのほうにちょっと思い入れを持ちながら観戦。
イングランドのチーム全体にもそういうリベンジの思いはあったんじゃないかな。
とにかくキックオフから飛ばす飛ばす。
試合前の予想どおりに「蹴り合い」になる展開の中、優位性のある「高さ」はもちろんのこと、接点でも少しずつ有利に試合を進めていく――逆に言うとこれしかない、これを続けるしかない、そんな感じだった。
蹴る、走る、奪う、ペナルティを決める。愚直にただそれだけ。
そんな流れで53分、美しい美しいDGが決まったときは、「これはイケるかも?」と思ったんだけどね。
England 15-16 South Africa
勝負のあやはどこだったろう。
いろいろな事象はあったように思うけど、まとめてしまえば南アフリカの「選手層の厚さ」だったかもしれない。
調子が上がらないSOを前半のうちに代えられたこと。あれ以上地域が回復できない展開が続いたら前半のうちに届かない点差になってたかもしれない。
後半からはSHを代えて、少し「横」の展開も増やしていく。これによってイングランドの守備が少しずつ追いつかなくなっていった。疲労も顔を覗かせて。
そして決定的だったのはPR(1番)の交代。五分に見えてたスクラムが、圧倒的に南アフリカのものになった。
スクラムで必ず「押されてしまう」という状況は、イングランドにとっては文字どおり「重かった」。前半から飛ばしてきた疲労も加わって、スクラムになればすぐにペナルティの笛が鳴ってしまうようにになってしまった。
雨も強くなり滑りやすいボール。ノックオンをすればスクラム・・・・もはや時間経過を祈るしか残ってなかった。そしてその時間はあまりに長かった。
これで決勝はオールブラックスとスプリングボクス。テンポが上がればニュージーランド、スローな展開なら南アフリカ、そんな感じだと思う。楽しみです。
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