2023年10月21日土曜日

【RWC2023】ARG v NZL[SF]

オールブラックス、えげつないわ。
ジャパンを倒し、ウェールズをやっつけてきたあのロス・プーマスに対し、これだもの。

Argentina 6-44 New Zealand

得点シーンだけを見れば「華麗」という感じなんだろうけど、試合の本質はそこではなかった気がする。
とにかく堅い。堅実だ。
特にディフェンス。僕たちもよーく知ってるアルゼンチンの強烈な縦の突進に対して、長いゲインを許さず、接点への寄せを早く、横のスペースの配慮も怠らず、ペナルティは犯さずに我慢する・・・ある意味基本どおりのことなんだけど、それの次元が高レベルすぎる。
堅いというか、黒い壁は「硬い」だった。

逆にアルゼンチンは自分たちのオフェンスが期待どおりに進まないことに焦れたか。
カウンターをもらい、背走しながらの守備には綻びとミスが生まれ、ペナルティを呼んだ。

ペナルティをもらったニュージーランドは、そのアドバンテージの中で確実に仕留めてくる。
オフェンスにおいても基本どおりの堅実さで、タックルにつかまってからラックの後方にボールを残すのが早くて正確。サポートも早いから球出しに苦慮することがない。丁寧に丁寧にチャンスをまって、そして最後に「華麗」に得点していく。

さらにセットピースでも優位性を見せたら、そりゃこの点差になるよね、と。


長丁場、開幕にはまったく合わせずにピークを「ここ」に持ってきたオールブラックス。
それに対してここを目標にしてきたロス・プーマスの差だったのかな。
ブレイブブロッサムズにも何かの示唆になることなのかも。


0 件のコメント: