「これが歴史、ってことなのかな・・」
帰りの埼玉高速鉄道の中で試合を振り返りながらそんなことを思ってた。
10年に一度あるかないかの記憶に深く刻まれるであろう大激闘の余韻で、頭の中の2/3は興奮しっぱなしなんだけど、残りの部分に少し冷静な部分があった。
あと、ほんの数パーセント、「終電間に合うか?」も考えてた(^^;
それは試合前から感じてた。
北ゴール裏のチケットが数秒で売り切れるという状況にもかかわらず、当日のスタジアムに漂っている空気はどこか静かだった。浮つくわけでもなく、変にハイテンションでもなく、あえて言うならば“静かに漲ってる”。
試合が始まればその熱量たるや。
平日のACLに集う、ある意味イカレた連中(超ほめてる)は、この試合に対してどう準備してどう挑めばいいか、ちゃんと知ってる。
厳しい試合になることも十分承知。ヒリヒリするのもまた想定内(というか期待してた)。
逆転を許しても(全北、強かったです)、残り時間がわずかでも、まだ信じられる。まだ後押しができる。
PK戦になったらこうしよう。誰が言うわけでもなく、自然にあの雰囲気が作れる。大旗うねうねラスボス動画はぜひ検索してね。
チームも、サポーターも、さらにはボールパーソンすら、すべて当然のこととして――。
こうしたすべてが浦和レッズが30年間で積み上げてきた歴史だと思う(黒歴史も含めてな涙)。
JEONBUK HYUNDAI MOTORS FC (KOR) 2(1PSO3)2 URAWA RED DIAMONDS (JPN)○
今でも伝説として語られる15年前の2007年ACL準決勝城南戦セカンドレグ。先制したものの逆転され、それでも追いつきPK勝利・・・あの試合展開そっくりだった。まさにあのときの経験が生かされたということなんだろうね。
サッカーはすべてのチームが「上」を目指せるシステムがある。それはどんな小さな町クラブだって。だから浦和は日本の舞台でアジアを目指すし、アジアの舞台では世界を目指す。
そういう共通認識も、また30年の歴史。
その意味では世界の広さを知っている男、酒井宏樹がこういうビッグマッチで大活躍したというのは納得だし、それは確かにとても素晴らしいこと(頭何度もぶつけてたけど大丈夫かしら)。
あるいは2017も2019も知っている西川周作が、いつもよりも何倍も冷静にビッグセーブを連発したことも(PKストップだけじゃなくて、カウンターを止めたのは大きかった)、ここまでの積み重ねの延長線上にあるものだと思う。
願わくば今このチーム「浦和レッズ2022」のまま、決勝でアル・ヒラル(まだ決まってないけど)とやりたかった。リベンジしたかった。
でも埼玉スタジアムでの決勝セカンドレグは、今と同じチームはおそらく存在していない、2023年(!)2月26日。
・・・またチケット争奪戦になるんだろうなぁ。ゴール裏でやりたいけど。
🏆#ACL2022 準決勝 #JBHvURA
— AFCチャンピオンズリーグ公式 (@TheAFCCL_jp) August 26, 2022
🎥試合ハイライト
FT:🇰🇷#全北現代 2-2(PK1-3) #浦和レッズ🇯🇵
🗓2022年8月25日
🏟埼玉スタジアム🇯🇵pic.twitter.com/qGelgFitlt
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