2021年5月31日月曜日

上位進出に向けた課題。

一歩ずつ進んでいる浦和だけれど、シーズン半ばとなったこの時点で、自分たちよりも上位のチームからは勝点が積み上がらない。
ものすごく雑な言い方をすると、現在のチーム力は「中の上」。

△浦和 0-0 名古屋

その意味において2位の名古屋との一戦はひとつの試金石になるのだろうけれど、堅守・名古屋は前評判どおりで、特に前半は何もできなかったと言っていいかと。

4バック相手ならある程度チャンスが作れるという自負はあったろうが、数的優位が作れるはずの大外も、SHの運動量含めて完全にカバーされてしまっていた。
かといって中央は柴戸に入った瞬間に厳しいアプローチが来る(狙われてたのかなぁ)ので、そこからの組み立てもままならず。

結果長いボールを蹴る、セカンドボールを回収される、攻められる、跳ね返す、プレスを受ける、奪われる、の繰り返し。かなり厳しい前半だったと思う。というか、やられっぱなしで手も足も、という状態でしたね(悲)。
中央の稲垣・米本は相手からするとホントにイヤ!だった。

ただ、そこで崩れなくなったのは成長だと思うし(3月の横浜とか川崎にはやられてたもん)、だからこその「後半の修正」ができたわけだ。

その後半。
明確にCHを2枚にして、ビルドアップの中継点を増やしただけでなく、フィフティのボールに対してのアプローチを早めることに成功した。

じわじわとボール保持が上がっていくとともにリズムも出てきた。
堅守をこじ開けるところまではたどり着けなかったけれど、逆に危ないシーンも数えるほどだった。
あまり崩されない守備、そして決定機までたどり着けない攻撃。
守り合いという感じになっちゃったけど、本当に互角だと思ったよ。


結論。
上位相手に、勝利につながる可能性を見たような気がするので、現時点では引き分けは十分なリザルト。ただまだ「課題」は明確にある


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