2021年5月10日月曜日

つまづきかけても。

前半の出来は良くなかった。
CB1・CB2・CH1とCH2でビルドアップして、前は幅をとる形を作った(ように見える)が、ビルドアップの出口でノッキングしまってた。
出口がサイドに偏ることで仙台からしても狙いやすかったんじゃないかと思う。


序盤の小泉のプレゼントパスからの被決定機を決められてたらゲームのゆくえはまったく違うものになってた可能性がある。
それだけに彩艶のビッグセーブには価値があった。


鈴木彩艶リーグ初先発。
確かに西川には前節ミスっぽいものがあったのは確か。だけど、ここでいきなりとは想像もしてなかった。現日本代表のGKを押しのけて、18歳がポジションを得たということがどれだけすごいことか。
そしてその抜擢に応えるプレーぶり。反応速度、体のサイズとリーチ、インパクト抜群のロングキック・・・。ため息が出るほど。
終了間際のマルティノスのシュート、西川だったら届いてなかったかもなぁ。

ただもちろん西川もこのまま簡単にはポジションを譲る気はないだろう。
考えてみれば、浦和にはいいGKが2人で競い合うという歴史があった。土田と田北、山岸と都築。そして西川と鈴木という新たな競争が始まったことを歓迎したい。てかどっちかなんて選べないよぉ。

後半、リカさんの処方箋は、攻撃の際に小泉のポジションを中央に移したこと(途中交代で入った汰木も中央でプレーしてたので明確な指示かと思う)。
ビルドアップの出口を中央(小泉と武藤)にも設置した形。これが仙台の守備バランスを少しだけ混乱させて、そして武藤と小泉のコンビネーションから中央突破。

待ち受けてたのはキャスパー・ユンカー。移籍後リーグ初先発。
まずあのトラップ。「足のリーチ」とでもいうのか。しかもそれが柔らかい。そこからシュートに至る時間の短さと落ち着き。フィットしてきたら大きな武器になりそう。


そして仕上げはわれらが「アベッカム」降臨
ぐっと加速した直後に急激に曲がり始める、なんとも美しい軌道。眼福眼福。
2018年のときも、2016年のときもこの「眼福」って単語使ってます、私(^^;


○浦和 2-0 仙台

閉塞感たっぷりで、つまづいて転んでしまいそうな前半からよくぞ。
リカさんのアイデア、それを実行できる選手、そしてさらにレベルを上げてくれる新戦力。ああ楽しい(笑)。
楽しいから公式の動画をいっぱい貼る!!


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