今回今さらながらに見てみた映画は「ホテル・ムンバイ」です。
2008年のインド・ムンバイの同時多発テロで襲撃されたタージマハル・パレス・ホテル(ホテル・ムンバイじゃないんかいw)からの宿泊客と従業員の脱出劇を描く。
ネタがネタだけにR15+です。
この2008年の事件、正直ぜんぜん覚えてないんだ。
そのせいもあるのか、頭っからラストまでもう緊迫感で前のめりになりました。
多民族・多宗教という背景。それぞれの正義。そして誇り。
家族のために命を賭す。それは被害者、加害者を問わず――。
誰かを英雄に仕立て上げるような単純な勧善懲悪ではないからこそ、伝わってくるものがあった。
人に対して誠実に作られているとでも言うのかな。
首謀者によっていいように使われてしまうのが少年だったり、報道によって犠牲者が増えたり、考えさせられることも多い。
いやはや強烈に見ごたえのある1本でした。
* * *
もう1本、ホテルを舞台にした「KIL LERS キラ-ズ 10人のこ口し屋たち」も。
伏字っぽくしてみました。読みにくくてごめんな。
安宿の窓から“仕事をしようとする”男。その男が別の仕事人に狙われ、次々にそれが連鎖し、やがてその安宿「ホテル・デル・フランコ」にたどり着いたのは赤いドレスの女・・・。そのホテルのオーナーがニコラス・ケイジ。
見終わった後、「10人だったっけ?」と一応確認しちゃいました(笑)。
「どうだ、うまいこと収束させたろ?」という脚本側のお気持ちはよーくわかりますが、「べつにそんなにうまくないし」だな。
しかもニコラス・ケイジが気のいいホテルのオーナーのわけないじゃんね。
それぞれの背景もあまり描かれていないので、登場人物に感情移入というか、近づくことすらなかったので、ただのドンパチ。以上。
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