今回今さらながらに見てみた映画は「ルパン三世 THE FIRST」です。
FIRSTってぐらいで、初の3DCGによるルパン映画。ってことは当然山崎貴監督作品(^^;
舞台は1960年代末(たぶん)のフランス。かのアルセーヌ・ルパン(←THE FIRSTだ)も盗み出すことができなかったとされる「ブレッソン・ダイアリー」とそこに記された強大な力を持つとされる謎のお宝。当然のようにそれを狙うルパン三世とその一味――だがそのダイアリーは謎の組織に奪われてしまい・・・。
まず3DCGの印象から。そこはさすが山崎監督で、違和感があるようなことはあまりなかったな。あくまでもこれまで普通のアニメで見てきたものの延長線上だったと思う。まあそれぞれのキャラクターの「顔」の印象が変わるのはしょうがないよね。次元と五右衛門はちょっと「ん?」だったけど、不二子ちゃんの顔は好きだったかも。
古代文明、強大な力、マッドサイエンティスト、自らの運命と向かい合うことになる少女、やっぱり仲良しなルパンと銭形(笑)・・・ストーリー全体から漂うのも、いい意味でルパン映画そのものだった。「悪くないだろう」(ぺこぱ松陰寺の声で読んでね)です。
というかですな、「カリオストロ」の影響はめっちゃ濃いですね。特に少女とルパンのやりとりの部分なんて、「まさしく」ですがな。さらに言えば「ラピュタ」とかも。山崎監督のことだからわざとだろうなぁ。
およそ1時間半。テレビスペシャルなんかよりもよっぽど濃密に感じられたし、すっごく楽しかったですよ。
ただ唯一残念だったと思うのは、声、でしょうか。
3DCGでリアルに寄れば寄るほど、声の重要度は増す気がするんですね。ルパン一味についてはまったく文句ないですけど、ゲストのみなさんはどうなんでしょうか。どうしてもご本人の姿が見え隠れしてしまって気になって気になって。
0 件のコメント:
コメントを投稿