2011年9月30日金曜日

探偵はバーにいる。

探偵といえば、小暮修、工藤俊作、濱マイク、んで、左翔太郎。

こだわり持ってカッコつけてるクセに実のところハードボイルドになりきれない。それどころか、むしろカッコ悪い。が、街とそこに暮らす人を愛し、そして愛され・・・・そんな感じが僕の持つ好ましい探偵像。

この「ススキノ探偵シリーズ」に登場する<俺>もそんな感じ。いや、もっとダメなヤツだな。実に好ましい(^^;

映画化されたということで、シリーズ第1弾を手に取ってみたわけだけど(『探偵はBARにいる』として映画化されたのはシリーズ2作目の「バーにかかってきた電話」だそうだ)、うん実に好ましい。特に登場人物のキャラクター描写と、それぞれの “らしい” 口調。

どうやら、シリーズが進んでいくにつれて、主人公も年齢を重ねていくらしい。街と風俗をきちんと描いているからこそ、なんだろうな。この時代背景、僕は覚えてる。

もちろん話自体もなかなか複雑に絡み合ってて読み応え十分。ラストもなかなかにスリリング。
もう少しシリーズを読み進めようと思う。BGMは何がいいかな。

・・・それにしても、大泉洋と主人公のイメージがどうしても重ならない(^^;
映画版は一人歩きをし始めそうだね。

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