駅からガード沿いを進む。その道はやがて細くなり、あたりは薄暗くなる。そこに揺らめく赤提灯。
縄暖簾をくぐると、時が逆行したかのような風情。
使い込まれ、磨き上げられたカウンター。
その中では絵に描いたような大鍋。ご主人が仕込むモツ煮込み。
旨い。
使い込まれ角が取れた枡の中に納まった、大きな猪口で供される日本酒。
旨い。その言葉しか出てこない。
テレビの中はプロ野球。これほど似合う番組もない。
柚子の香り漂う “ぬた” を作ってくれた奥さんとなぜか野球談義。中村ノリの構えが・・、なんて会話がうれしい。
店の名は「蔦八」。
ごちそうさま。きっとまた来ます。
後で調べたら、のんべ筋では超有名な店なんだそうで。
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