2024年2月29日木曜日

なでしこ、パリへ。

五輪切符獲得おめでとう!!
簡単な試合ではなかったけど、勝ち切ったことは紛れもない事実。胸を張って本大会に臨みましょう!!
そうか、自力出場はロンドン2012以来か・・・苦しかったねぇ・・・。

Women's Olympic Football Tournament Paris 2024
○JPN 2-1 PRK
aggregate score: JPN 2-1 PRK

ファーストレグのとき、ビルドアップになんとなくノッキングしているように見えた左サイド、太さんはやっぱり手を入れてきましたね。

それだけでなく、配置そのものをいじってきました。

先発が発表になった段階では熊谷は中盤に置かれてたし、それだけでなくキックオフの直前の立ち位置もいわゆるアンカーの位置に立ってた。北朝鮮、おそらくは4バック+アンカーだと思ったに違いない。いざ笛が鳴ったら熊谷はポジションを下げて、どう見ても3バック――太さん、策士や。

左右に大きく開いた3バックは、北朝鮮のプレッシングを空転させて、結果両WBを高い位置に押し出すことに成功。そうなると攻撃に持ち味のある左SB登録(実際はWB)の北川の良さが出てくる。

それで押し込めたかと言われると・・・せいぜい五分五分ってとこかな。

フィジカル(特にアジリティの高さに驚いたな)に長ける北朝鮮も素晴らしかったし、前線のスピードのある7番には“浦和由来の3バック”も手を焼いてた感じだった。
特にセットプレーは一瞬でポジションを取られてしまってる感じで苦しかった。

それでも攻撃がうまく機能し始めてリズムが良くなったことも要因としてあるんだろう、集中力が切れることはなかったし、ちょっと仕込んでおいたっぽいセットプレーで先制できたことで、ねらいどおりの展開になったんじゃないかと思う。

そして山下のビッグセーブである。

ちょうどバックスタンド側の副審の位置が見やすい席だったんだけど、あの瞬間、副審、ものすごく集中してゴールライン見てたのよ。ちょっと腰を落としながら。
山下も素晴らしかったけど、副審もグッジョブだったと思います。
北朝鮮の選手が抗議してイエロー喰らってるタイミングで、山下がその副審に近づいてって両手でサムアップしてたんだよね。いいシーンでした。


後半、北朝鮮がゴリゴリ来るのはわかってたし、苦しい時間が続いたんだけど、本当に前半から継続してよく集中できてたと思うな。

でも、特に前線の選手は守備に追われてフィジカルつらそうだった。プレスに出ても後ろがついてこなくて空回りだったし、ボールが収まらないのはキツいよね。
その意味では上野→清家という交代は妥当だったと思うけど、太さん、ほかの交代はギリギリまでやらなかったんだよね。
バランスを崩さないことを優先したんだとは思うんだけど、田中と藤野は代えてもいいのでは、と思ったのよ。

ところが残した藤野が決勝点を叩き込むんだからサッカー難しい(笑)。いや、後ろに清家いたじゃん!とか思う浦和サポ。
あの時間帯にあそこに顔を出して、テクニックを見せられる清水ってば。恐ろしい子(←ほめてるよ)。


こうして改めて試合を振り返ると、チームの立ち上げから、いろいろなシステムを試し、いろいろな選手を使い、そうして作り上げてきた「現在のなでしこジャパン」の総合力の勝利だったかな、と思います。

改めておめでとうございます。そしてさらに美しく輝きを増したなでしこの大輪を、花の都パリに咲かせましょう!


 
今回ご縁をいただいて、ついに新国立競技場に足を踏み入れることができました。

パラリンピックサッカー天皇杯決勝とチケットがありながらアイツ(←)のせいで行けなかった/行かなかったからね、ひとしおです。

バックスタンド1層9列目とかいう猛烈な良席だったんで、ちょっと印象がぼけてる感じもあるんですけど、案外見やすいなという感覚と、やっぱりピッチ遠いなという感覚が同居してる感じでした。

そしてウワサの座席。1層といえども足元はやっぱり狭いなと思います。誰かが通るときには足を横にずらすだけでは通りきれず、結局立たないとならない程度にはスペースがありません。
あとはシートそのもの。足元を広くしたいからきちんと深く腰掛けようとするんですが、お尻のところの左右に謎の出っ張りがあって、なんだか「深く座るな」と言われているようで。

トイレは快適でした。そこは新スタジアムっすわ。

でもなんやかんやでやっぱり国立は国立なのです。意味不明ですいません。


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