今回今さらながらに見てみた映画は「アオラレ」です。
字面だけだと「アオハル」みたいな感じですけど、そんな素敵な話ではまったくなくて、「あおり運転をされる」という意味の「あおられ」です。
長いクラクションを鳴らしてしまったことをきっかけに、もう後はジェットコースター的に“あおられまくる”わけです。
ストーリーも何も関係ない。とにかく力業であおってきます。そのスピードにただただ巻き込まれていくだけ。それがなんとも強引で――嫌いじゃない(笑)。
でもめちゃくちゃなのにどこか「ありそう」と思わせるリアルさがあって、それが余計にスリラーなのです。
特に・・・(ネタバレます)・・・「スマホを盗られただけなのに」の後の展開。
お前アタマの回転めっちゃ早いじゃん!と妙なところに関心したり。
この圧倒的な“あおる”側のヴィラン(悪役)を演じるのがラッセル・クロウ。さすがです。全身から何かヘンなモンが滲み出てます(^^;
“あおられる”ほうの主人公の微妙に肩入れしきれない設定も絶妙で、その対比で“あおる”ほうが際立ってるというか。
話の内容的に「楽しんだ」とは言いませんが、なかなかの快作だったと思います。
そして改めて、心穏やかに安全運転を心掛けなくちゃと思いましたです(^^;
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ところでラストシーン。
警察官『今日はもうお帰りください』
えっ?帰っていいんだ?それでいいのかポリス。
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