去年に続いて和楽器の野外コンサート、洗足池「春宵の響」に行ってきました。
基本的に感想は去年とおんなじ(笑)なのでわざわざ書くこともないかなとも思ったりもしたけど、それでもやっぱり素敵だったので書くことにします(^^;
ちなみに去年のブログは→コチラ
空はまだ明るさを残している時間帯。
まさに“春宵”の空に篠笛の音が溶けていく。
やがて空は暗くなり、ライトアップされた空間が外界から切り離されたようで。
木々は風にざわめき。
池の水面は揺らめき。
そこに重なる笛、尺八、あるいは囃子、そして謡。
――幽玄。
そんな言葉を浮かべる。木々や森の中に何かが「いる」ような。
尺八によって奏でられる鳥の羽音。篠笛によって奏でられる虫の声。
繊細でいて強烈な音、音、音。
この空間を作り出せるのが一流奏者の証なのかな。
すぐ後ろを見れば民家があって、子どもは騒ぐし、犬はほえてるし、っていう環境なのにね。
去年も書いたけども、聴いたり見たりするのではなく「味わう」。あるいは「感じる」。
すばらしい体験でした。今からもう来年が楽しみです。
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