柴田よしき「フォー・ユア・プレジャー」を読了。
一昨年に読んだ「フォー・ディア・ライフ」の続編。なので、基本的な設定はリンク先を読んで・・・ってあまりに手抜きなのでちょろっと書くと、歌舞伎町の無認可保育園の園長先生は、その経営のためにヤバい仕事を請け負う探偵さんでもある、ということで。前作ラストで巨額の借金を抱えることになってました。
しかもどんどんピンチの度合いが深まっていく。ま、まずいですよ、園長っ!
この支離滅裂とも言えるような状況が、ラストに向かって見事に収れんしていく。
前作の感想でも書いたけど、それはもう「美しく」。
まさかこれだけのものが、続編で描かれるとは。期待以上!
園長がなぜあんなに強いのか。きっと愛し愛されているから。そんな心優しきハードボイルドを今回も堪能させていただきました。
それから、子供が可愛くて愛おしい存在であるということも再認識できます。
分厚い一冊だけどぐいぐい読めました。
それにしても相変わらず園長モテますねぇ。それぞれに素敵な女性ですから、若干嫉妬もさせてもらいましたよ(^^;
『辛いことのない大人の人生なんてものはないんだし、矛盾を感じないで金を稼ぐことなんて・・』
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