古い仕事の仲間たちとの会合があるとかでオヤジが2年ぶりに上京してきた。
病を患ってから1年、こうして飛行機に乗って出かけられるようになったことをまずは喜びたいと思う。
「あいつは目が」「あいつは足が」とそれぞれの今の姿が気になったようだ。誰かと比べることではもちろんないのだけれど、自分の力で不自由なく参加できたことは安堵というか自信というか、そんなものも感じたんじゃないだろうか。
翌日は東京ミニ観光をしてから羽田に向かうとのことだったので、僕も休暇をもらってガイドさんを買って出た。正直ちょっと心配なので引率ってとこだな。
どこに行くつもりなのか聞いてみると「あそことあそこと・・・」。
なるほどー。リタイアしてるくせにさすが元仕事人間。昔の自分の仕事に関わるような場所が次々に出てくる。確かに最近の東京はずいぶんと様変わりしてるからね。
「おのぼりさんだなー」
とことこと歩いて、あちこち寄り道しながら写真を撮って、そしてまたとことこと歩く。
後で調べたら軽く3~4kmは歩いた計算だ。たまに足を引きずるような仕草を見せることもあるし、階段や段差は気をつかいたくなる雰囲気を出すけど、それでも十分健脚といっていいレベルではないだろうか。
「運動すると食欲も出るな」
空港で食事をしながらそんなことを言う。なんかすごくほっとした。
そして搭乗時刻の1時間半も前に検査場の奥に消えてった。
・・・元来の性格でもある「せっかち」はますます加速してるみたいだ(^^;
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