僕と山田暢久とは誕生日が同じ。そして浦和関係者ではもうひとり、今回トップの監督になってしまった堀孝史。だから昔からなんとなくシンパシーを感じてたし、彼の初陣はどうしても行かないとならない、そんな感じで新横浜に降り立った。
2011 J.League Division1 #30
横浜 1-2 浦和○
キックオフのときの並びを見てすごく違和感。柏木の位置が高い。それは試合が始まってすぐに確信になる。システムは4-1-4-1、ある意味荒療治。「可能性」の高い選手を2列目に並べる。確かに可能性は高いが、トップに収まらないリスクもあるわけで・・・。
序盤の失点、ちょっとアクシデント的ではあったものの、横浜の長いサイドチェンジのパスについていけていなかったのは事実。
一方浦和はサイドに固まりすぎてちょっと窮屈そう。いや、横浜の守備が早いのか?そこまで細かいところはわかんないな、何しろこのスタジアムは遠すぎて何が起こってるかわかんないから。
勝負のアヤは、気持ちの入りまくった選手たちのがんばりと、そして審判の笛だったかもしれない。開始から少し神経質に笛は吹いていたし、特に腕のプッシングには厳しかった。
それがあのPKのシーンにつながる。あれだけ手で押せば「今日のジャッジなら」間違いなくPKだった。
逆転ゴールも、中盤でなんだか細かいファールで横浜の足が一瞬止まったところからのリスタート(やられることはあっても、「早いリスタートで得点」なんて記憶にないわ(笑)。
逆転からの30分間、祈りという言葉が一番近い感覚。
そのキック、そのヘディング、その一歩が、すべて勝利につながるように。
長かった。
でも、ホリは冷静だった。相手が打ってくる手に、確実に、しかも納得感のある選手交代や対応を講じて、横浜の攻撃の芽をつぶそうとしている。
終盤の連続のCK、FKは見ていて本当につらかったけど、耐えきった、まさにそんな勝利。
泣くのはもちろん早いけど、祈りが届いたら涙が出るのはちょっとしょうがない、そんな気分。
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