こんにちは。自他共に認める「嵐を呼ぶ男」です。ごきげんよう。
浦和レッズのアウェイゲームに合わせて広島遠征をしようというのはずいぶん前から決めてたことではあるんだけど、そんことを知ってか知らずか、直前には西日本豪雨という大災害が現地を襲い・・・。改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。現地に行って何ができるわけでもないんだけどさ、風評被害的に観光客が減っているという話も聞いたし、多少なりとも“落とすものは落としてこよう”と、予定どおり出発することにした。
が、その出発直前。“異例のコースをたどる台風12号「ジョンダリ」”が関東に向かって北上してきた。予想コースは関東で左折、東海道新幹線のルートに沿うように西へ伸びている。まさに異例。
「なんじゃそりゃ」
もちろん気象的な理由は理解した。北側の高気圧とか南側の寒冷渦とか。でも台風が東から西に動くなんてやはり感覚としては理解できない。
まるで僕が移動する後について来るようなルートだ。ここまでくるともはやオカルトだな(笑)。
[#嵐に追われる男]
そうFacebookに書き込んで出発する。
自宅を出るときにはパラついてた雨も、新幹線に乗り込むころにはいったん上がったようだ――この遠征中、傘をずーっと持ち歩くことになったのはこの朝の雨のせい。
走り出してしまえば新幹線は速い。台風が時速30キロならこちとら時速300キロだ。
車窓から見える空は、灰色からどんどん青い夏空に変わっていく。
列車は岡山に入る。見える範囲では豪雨被害は感じられないが、岡山駅に近づいたところで流れる乗り換え案内のアナウンスが、在来線が大きな被害を受けていることを告げる。スムーズに走っている新幹線のほうが異例なのかもしれない。
そして広島は晴天。暑い。僕はビニ傘(日傘にもなりゃしない)を持ちながら市内散策(さんぽニスト本領発揮)。
「迂回」と貼り紙がされたバスが走っている。道路にも影響はあるんだな・・・。
緑の多い公園は、それだけでずいぶん涼しく感じる。そしてこの場所にはやっぱり何か特別なものがある。
山の中にあるエディオンスタジアム。多少気温が低いかと期待したが、ちーっとも涼しくない。むしろ太陽に近いぶん暑いんじゃないか?そんなことを思うほどに。
スタジアムから最寄り駅方向を眺めるの図。やはり市街にスタジアムが欲しいよねぇ。
アウェイサポーターの待機列には日射しを遮るものがほぼなくて、わずかな木陰に多くのレッズサポが真っ赤な日焼け顔で退避するような状態。
暑すぎてビールよりも冷水を欲する。
試合後、宿で天気予報と台風の進路予想を吟味。
やはりジョンダリには「追われてる」と思った。明日にはここにやってくる。であれば。
翌朝は早起き。ジョンダリはすでに兵庫県。まだ雨にはなってないが、追いつかれるその前に新幹線だ。逃げろー。
もともと行く予定にしていた場所があったのですよ。一応。
ちなみにこの朝に広島から関東に向かったレッズサポのみなさん、新幹線組は無事に戻れたようです。
[#嵐に追われる男 さらに西へ]
鹿児島中央行きのさくらに乗る。黒い雲が増えてきたような気がする。
下車後、ヤボ用をすませたところでついにジョンダリに追いつかれた。嵐から逃げるは恥だが傘が役に立つ。すぐに上がってまた傘を閉じたのはナイショだ。
そして夕刻からは、ついに外に出たくない空模様に。ザーザーザーザー。
天気予報はさらに異例のルート、九州を南下するという予想を示している。福岡から熊本、そして鹿児島方向へ。
もしかしてジョンダリってば、僕が新幹線降りたの、気づいてないのかな?
そう、僕が乗ってた新幹線は博多~熊本~鹿児島中央と走っていったのですよ(^^;
じゅびさん、ツイートお借りしました(ぺこり)。CR7の台風12号進路予報③:異例のコースを進む台風12号は、屋久島の西の海上を南に進んでいます。CR7でも流石にこんな軌道は描けない pic.twitter.com/tIPaMMWuaX
— じゅびさん@画像職人 (@jubno10) 2018年7月30日
3日目の朝。予想どおりジョンダリは南へ。このチャンスに帰京することにしましょう。
風雨すぎて蝉時雨 高く白く積乱雲
空から見る日本列島は穏やかそのもの。でも河口が濁ってたりするのは台風の影響なんだろうな。
ちなみに羽田到着が25分遅れたのは天候のせいではなくて単に空港の混雑。
以上、この夏の思い出「嵐に追われる男」の記録。
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