2017年7月3日月曜日

浦和の24番。

これほどまでに感情が上下左右に揺さぶれらる試合もなかなかない。
不安、安堵、呆然、怒り、諦め、希望、そして歓喜――。

最後の最後、その「希望と歓喜」を運んできたのは関根貴大、背番号24。
いくつかのチャンスを決めきれないでいた関根だが、時間経過とともに圧倒的な存在感を放ち始めてた。左サイドは独壇場だった。広島の左サイドも柏の独壇場だったがorz..

85分、その関根がなぜか中央にポジションを取る。そこからの縦パス。フリーでターンしたズラタンが右上に突き刺し同点。わずかな希望がつながった瞬間。

そして圧巻の90+2分。センターライン付近でボールを受けた関根がドリブルを開始する。そして時間が止まったような静寂を経て、歓喜の瞬間が訪れた(僕は最初の1人を入れて6人抜きだと思う)。

2017 Meiji Yasuda J1 League #17
○浦和 4-3 広島


試合前のインタビューでも「たとえ失敗しても仕掛ける」と宣言してた関根。コンビネーションこそ今の浦和の目指すサッカー。だが3連敗と行き詰ってた壁を、個のチカラでぶっ壊して見せてくれた。あのプレーが後半アディショナルタイムに出たというところにさらに凄みがある。

でもねぇ・・・。

2点リードの後半45分間で、どうしてああいう安い失点を3つもしなきゃならないのか。
72分にはノートPCの蓋を思いっきり閉じそうになった(テレビ占拠されてたのでPCで見てたの)。
遠藤のポジションをひとつ上げて、布陣としては守備的だったはずなんだが。
何が何でも最後に身体を寄せる、というプレーは去年はずいぶんと見られたのに、今はひどく「軽く」感じる。

簡単に言うと守備がアマアマな「バカ試合」ってやつだ。

一番欲しかった「勝利」という結果は出た。得点も取れた。
が、そのプロセスにおいて、何か改善されたかと問われると言葉に詰まる。

休む間もなく水曜日、等々力で川崎戦。
ボコボコにされることも覚悟しつつ、それでも上昇の気運を期待してキックオフを待つ。

0 件のコメント: