2015年3月13日金曜日

フェアでオープンな選考を。

僕自身がどういうレースをしてくれる選手が好きか、ということとは別として。

一昨日の世界選手権のマラソン代表発表が話題になっている。
どっちがどっち、という話ではもはやない。田中か重友かという比較論は今となっては無意味に思うし、誰がいいとか悪いとかということでもない。

おそらくは1年後にやってくる「次」のために考えておかないと。

単純に、選考レースを一本化(一発勝負化)するのは難しいのかもしれない。大人の事情もありそうだし。
でも「この場で戦うことが土俵に上がる最低条件」という1つのレースがあってもいいのかなとは思う。
たとえばフィギュアスケートの全日本選手権はそういう位置づけだ。

コンディションやコース設定などの影響を大きく受けるロードレースだけに、同条件下というのはすごくフェアに思える。
そこでたとえばペースメーカーに「世界」を意識したタイムを刻ませることもできるだろうし、そこで「想定している」という展開やゴールタイムも事前に明示すればいい。

たとえば採点競技ならば演技構成がX.XX以上の選手でなければ選考されることはない、と事前に明示してしまうことはできるだろうし、あるいはX月X日時点の世界ランキング順、とか――。

つまり、選考方法はいろいろあるんだろうけど、フェアになるように事前に明示しろよ、と。レース展開がーとか後出しするのはフェアじゃない。

一方、明示されていてそれがフェアじゃないと思うのなら、事前に声を上げないと。選ぶ側も文句言われたら、きちんとその回答を公に示さないと。

お仕事だってさ、事前に協議を行って、見積仕様が提示されて、その仕様に沿った見積が出されて、そして発注があって、納品・検収となる。
そういうサイクルを目指したらいいんじゃないかなあと漠然と思うわけ。

――そしてフェアならば結果がすべて。

今回問題が噴出しなかったらそのまま流れてたのかもしれないと思うと、それはなかなかにおっかない話だ。
あるいは代表監督の専権事項にしてしまうか。それならフェアもクソもない(大笑)。

やり方は何でもいい。いずれにしてももう有森・松野から続く密室の時代じゃない。時代はオープンであるべきなのだ。フェアプレーの精神の下に。それでモヤモヤの元は解消されるはずだ。

代表選手のみなさん、がんばれっ!!応援してるぜ!!

*  *  *

そうしているうちに飛び込んできた「小野塚彩那、年間総合優勝」のニュース。これは素晴らしい!本当におめでとうございます!!
クリスタルトロフィーって、荻原健司、上村愛子、高梨沙羅だけかな?あとはチェアスキーの森井大輝か。マジすげぇや。

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