2014年10月8日水曜日

その差0.1。

これが「採点競技」です!

体操の世界選手権。あの「栄光の架橋」からもう10年、世界大会での団体優勝まであと「0.1」・・・。
内村航平のカッシーナ(=伸身コールマン)にほれぼれしてたのもつかの間、最後の最後で高得点を叩き出した中国が逆転優勝(リザルトPDF)。

この「高得点」が実にごにょごにょごにょ
ただ、ジャン・チェンロンの鉄棒の演技そのものはマジで凄かった。それは間違いない。

はっきり書くと、“盛って”きましたね。ホームタウンディシジョンってやつですわ。その瞬間はテレビを蹴飛ばさんばかりの勢いで「ありえん」と憤ってましたが、実は最終演技者が出てくる前に「これはやられるな」との思いもあって。

たとえば最後に差が17.0あったら、これはもうどうにもならない。たとえどんだけ盛ったところで届かない。だけど実際は16点以下だったから、あるな、と。
採点競技特有の「競技順」の問題もあったしね。

こと最終種目の鉄棒に限れば内村のEスコアは最高点なわけで、それを超えないところで逆転を許してしまう差しか持てなかったことが問題だったのだ、と“一晩経って”思う。

振り返れば、完成度・美しい体操と言い続けた日本チームに細かいミスが出てEスコアを落としてたのも事実。難易度(Dスコア)を下げたのもあったのに。
そしてたとえば鉄棒のDスコア、6.9と7.5じゃそれだけで0.6もの差になるわけで。つり輪なんてもっと顕著だったもん。完成度以前の話だ。

このDスコアの問題は、ちょっと次の2年の課題かもしれないなぁ。

で今心配なのは、「アウェーでしたね」と怒りを押さえて半笑いしてたチャンピオンが、個人総合で同じように“やられちゃう”んじゃないかと・・・ガクブルガクブル。
そうならないように圧倒してくれ!がんばれ内村!!
そして団体は次だ、次!

こういう話ができるのも採点競技の魅力のひとつ。僕は好きです。だから詳しくなりたいのです(^^;

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