2024年8月20日火曜日

名探偵のままでいて。

冒頭の1行目である。

『今日は青い虎が入ってきたんだ、と楓の父親は言った』

意味がわからなさすぎて困ったww
だけど、これが見事に名探偵の「人となり」を表すのに十分な1行目だった。理解して、そして唸った。なるほど。

というわけで、小西マサテル「名探偵のままでいて」である。


「名探偵」であるおじいちゃんはレビー小体型認知症を患っている。私自身もよく知るアルツハイマー型とはタイプが違って、簡単に言えば「しゃきっとしている時間とそうでない時間の波がある」「幻視を見る」らしい。
その「しゃきっとしている時間」に日常の謎(に限らずかな)を解明していく、リアル安楽椅子探偵ってところか。

でも、よく進めていくと、それだけではないような気がして。

タイトルの「ままでいて」の部分に家族(特に語り部となる孫娘)の、大きな希望が込められているように感じた。
だから、単純な安楽椅子ミステリーというよりもむしろ、祖父と孫の物語、そんな気もして。

連作の中で読者に提示されていた小さな事実の積み重ねが大きなうねりとなっていく中で、ことさらにその部分が強調されていたようだ。まさかの大サスペンス!

謎解きの面白さ、ヒントの散りばめ方、魅力的なキャラクターと会話劇の楽しさ、伏線とどんでん返し――「やさしい」ミステリーだったなと思いました。いい読後感です。


2024年8月19日月曜日

再構築ではなく積み上げ。

この夏、メンバーがかなりIN・OUT(涙)した中で、どうしても戦い方が不安定になってしまってた浦和レッズさん。
でも「立ち戻る場所」がちゃんとあったな、というのがまず良かった。それが4-4-2ブロックの守備。ある意味「見慣れた」形だ。
サイドチェンジを多用する相手に対してスライドもとても早くて、このあたりはヘグモさんの仕込みだと思うし、やはり優秀な監督だなと改めて。

鹿島 0-0 浦和△

ただブロックを敷くと、加えて言えば相手のほうが地力があるという中で、どうしてもチャンスの数は減ってしまうのだけれども、それでもきれいなビルドアップ、あるいはドリブルをアクセントとして(安居のドリブル、豪快だったわー)前進することもできたし、決定機は浦和のほうが多かった。あれもこれも惜しかった(涙)。

わかりやすい結果にはつながらなかったけれど、「再構築」ではなく「積み上げて」いける、そう思えたゲームだった。
個人的にはわりとポジティブ。


ヘグモさんがインタビューで『大久保へのファウルにカードが出なかった』ことに憤りを露わにしてたってことだけど、まったくの同意見。選手にファイトさせることと危険なプレーを容認するのは別よ。
あれで調子に乗った相手の10番、何度後方から危険なタックル仕掛けてきた?
2回や3回じゃなかったよ(怒)。


2024年8月18日日曜日

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自宅に戻ったわたしは、あれやこれやと「事務処理」に追われた。

まずはさくら老健で頼まれたマサさんの車椅子用クッションの購入だ。そんなものが必要だということすら知らなかったわけだけど、今現在は施設のものを借りている状態で「こういうのを買っていただけますか」と現場で言われていたのだった。
大手通販サイトにはちゃんと専門のショップもあって、そこで購入したものを直納とした。

次に滞納・督促で慌てた「住民税」の口座振替の手続き。申し込みそのものはネット上から非常に簡単だった。口座はマサさんの年金が振り込まれるF銀行のFA口座に設定した。
とはいえ、この件は次の課税時にきちんと引き落とされたことが確認するまで安心はできない。

続いて入院特約が付いていた生命保険の入院保険金の請求。こちらもネット上から簡単に申し込めた。本来は本人がやらなければならないのだが、そこはご容赦いただくとして。
こちらは中2日で保険金が支払われた。昨今は支払いが早いとは聞いていたが、少々驚きである。

あとは業界紙の購読停止や趣味の会などの退会申請を。ネットで簡単に済ませられることがほとんどだが、今どきまだ「紙で郵送」などという手間のかかることをしている組織もある。しかたがないのだが。

マサさんが会員権を維持していると思われるゴルフ場とは、電話で詳細を話すことができた。案の定会員資格は継続しており、この2月に新年度に更新されたという。タイミングが悪い。
退会、すなわち会員権の売却にはマサさんが持っているとされる「紙の会員証・会員権」とマサさんの印鑑証明が必要とのこと。次の機会にまたマサさんの部屋を家探ししなければ、と思う。仮に見つからない場合は次の更新時に再発行という形になるそうなので、時間的な猶予はあるのだが、はたして。
そして未納だった2年分の年会費は、当然だが支払う必要がある、と。

そしていよいよ、わたしは最大の案件に着手した。
ながいきセンターで紹介してもらった、介護施設の仲介業者へのコンタクトである。

ながいきセンターでもそしてさくら老健でも、評判がいいと言われた「シルバーサポート社」。パンフレットによれば地元での活動が主で、仲介だけでなく引っ越し・処分、不動産、葬儀、相続といった業務にも対応が可能とのことで、わたしのニーズにも合致している。
パンフレットに名刺が貼ってあった、イワキ氏のアドレス宛にメールを書いた。

『ながいきセンターで紹介をいただき、メールをさせていただいています』
『両親の暮らせる施設を探しています』

『父は昭和8年生まれ、90歳、要介護3。もともと認知症で要介護1の判定を受けていたところ、昨夏、脳梗塞を発症し倒れ、現在は老健に入所中。左半身に麻痺があり、基本的には車椅子で、立ち上がりも容易ではありません』
『母は昭和14年生まれ、84歳、要支援2。少し物忘れが出てきていたところに、昨夏からのひとり暮らしによってかなり進行した印象。特に短期記憶と日付の感覚が難しいようです。基本的には家事等はひとりでこなせるものの、徐々にQOLが低下しているように見受けられます。生活は自分でできる、他人にはあまり踏み入れてほしくない、というタイプ』

『父が手厚く介護を受けられる施設というのは確かにいいとは思うのですが、やはり母のこともあり、ふたりで暮らせるのがベターではないかと思っております。ながいきセンターの方も同意見です。その上でどういう「家」がふさわしいのか、当方には判断材料もなく、ご相談させていただく次第です』
『費用面のこともあろうかと思います。あまり大きな資産はありませんが現在の住居であるマンションの売却は当然視野にいれて考えております。そのあたりもご相談できれば幸いです』

わたしは文面を読み返し、そして送信ボタンを押した。さあ、始まったぞ。

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2024年8月17日土曜日

翳りゆくひと。[050]


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受付をすませ、エレベーターでさくら老健のフロアに上がる。
この日はオオヌキさんが不在だったため、ケアマネージャーのコハマさんとの面談になった。

「これ、新しい介護保険証です」
「あ、ありがとうございます。預かり証を発行しますね」

コハマさんからは今後のケアプランの説明を受けたが、これが事務的といったら失礼かもしれないが、実に淡々としたものだった。

「それで、今回要介護3の判定でしたので、今後は特養への入居も検討していただけます」

特別養護老人ホームには原則要介護3以上しか入居ができない。

体調面については、コハマさんによれば「今がベスト」。つまりこれ以上は回復しないだろうと判断されているということなので、リハビリのための施設である老健は、これ以上マサさんがいるべき場所ではない、そろそろお願いしますね、言外にそう言われているのだろう。

「なるほどわかりました。ただ、ながいきセンターのほうとも相談をさせてもらってるのですが、できれば母と同じところに入居させたいと考えています。母は要支援2なので特養というわけにはいかないですよね」
「そういうお話であれば、特養にこだわることはないと思います」
「それで、ながいきセンターで、この3社のパンフレットをもらってきたんですが、ぶっちゃけどの業者さんがいいとか、あったりしますか?」
「最近、ここはよく聞きます」

それは、くしくもながいきセンターでセイコさんが「評判を聞く」と言っていたところと同じ仲介業者だった。

コハマさんとの面談を終えたわたしは、マサさんとの面会に向かった。
入居者共用スペースの丸テーブルに車椅子を寄せて、静かに座っている姿が見えた。
散髪もしたみたいだ。

「こんにちは、ひさしぶり。わかる?」

わたしは一応名乗ったりもしてみたけれど、怪訝そうな表情がマサさんの顔から消えることはなかった。でも、半年前の入所時に比べたら明らかに生気が感じられる。

「元気ですか?」

質問に答えてくれているとは思わないけど、何やら言葉は返してくれている。
よくよく聞いてみると、座っている丸テーブルの一角を指して「ここ使っていいですよ」と言ってくれているみたいだった。

「ありがとう。一緒に写真撮ろう」

スマホのインカメラを起動すると、マサさん、しっかりと目線をくれた。

許されている面会時間は15分。コハマさんとの話もあったので、あっという間に時間切れになった。

「また来るから、元気で過ごしてね」

わたしの言葉に「はい」と答えてくれたと思ったのは気のせいだろうか。

空港の出発ロビーで、マサさんとのツーショットを家族のグループチャットに投稿する。「目に光が戻ってるね」と妻から返信が戻ってきた。

搭乗前にあっちゃんに電話を入れる。

「今日燃えるゴミの日だから、玄関に置いてある分だけはちゃんと捨ててね」

あっちゃんの住む町は、夕方から深夜の時間帯にゴミ出しをするルールになっている。少なくとも今日わたしが片付けたときに出たゴミだけは捨ててもらいたい。

そうしてわたしは「次」という大きな宿題を抱えて帰路についた――いや「岐路」か。

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2024年8月16日金曜日

翳りゆくひと。[049]


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「ただいま」

出来上がったばかりのスペアキーを使って、あっちゃんのマンションに戻った。

「どこ行ってたの?」
「区役所行った後に、ながいきセンターのセイコさんに会ってきたんだよ」
「セイコさん?そうだったの?」
「うん、それでね、セイコさんとも相談したんだけど・・・」

わたしは、このマンションを出て新しい家に移るのがいいだろうというセイコさんとともに出した結論を、ひとつひとつ紙に書きながらあっちゃんに説明をしていった。

「やっぱりマサさんとひとつ屋根の下で暮らしたいでしょ」
「そうね、それはそうね」
「終の棲家にマサさんと一緒に暮らすことがひとつ目的だとして、でもマサさんがこの家に帰ってくるのは不可能なの」
「そうなのかしら」
「そうなんだよ。マサさんには要介護3っていう判定が出てて、介護が必要だよという中でも3番目に重い状態なのね。もう自力では歩けないし、とにかく介護のプロの助けがないと生活できないわけ。だからこのマンションでは絶対にダメで、介護の付いている施設や老人ホームでしか暮らせないの」
「ぜんぜん元気だと思うけど」
「で、あっちゃんにも要支援2っていう判定が出てて、それは誰かの助けを受けてください、そうしないと生活大変ですよ、ということなの。自分では家事もできていると思っていると思うけど、周囲から見たら誰かの助けを受けてほしい、そういう体調や状態になってきてるってことなのね。この間、財布落としたかもってこともあったじゃない。ああいうことがまた起きないともかぎらない」
「おまわりさんに届けに行ったんだけどね」
「あのときは見つかってよかったけど、だから、この今のふたりの状況を考えたら、そしてふたりが一緒に暮らすなら、どうしても『誰かが近くにいてくれる新しい家』を探さなくちゃならないんだ」
「うん・・・はい」
「その新しい家、どういうところがいいか、僕が探すから、任せてもらえるかな」
「そうなんだね」
「お金のこともちゃんとやるし、最終的にはこのマンションも売ることになるとは思うけど」
「そうね、お金ないものね」

あっちゃんが少し寂しそうな表情をしたけれど、わたしはそれを納得の表情だと思うことにした。

説明に使ったメモは、セイコさんと情報共有をしておくために写真に残しておきつつ、リビングテーブルの上に今回新たに置いた「新しく届いた郵便物はここに」と書いた書類トレイの一番上に入れた。

「最近仕事はしてるの?」

突然あっちゃんに聞かれた。

「え?何?もちろん毎日ちゃんと仕事してるよ」
「そうなのね。ときどき来てくれるから、もう仕事してないのかと」
「今日は休暇だよ」

やはりわたしが来ていることが少しばかり気にかかっていたのか。加えてわたしの年齢のことも考えたかな。
急に何だろうと思うと同時に、やはりこれも弱音のひとつなのではないか、わたしはそんなことを思っていた。

だが、もう少し話をしたほうがいいようにも思うけれど、そろそろ今日は行かないとならない。

「これからマサさんのとこに行ってくるから」
「そうなの?一緒に行かなくていい?」
「大丈夫だよ。もう夕方だし、雨が降るかもしれないって予報も出てるし」
「そうね、そうするわ」
「面会したらそのまま空港行って帰るから」

わたしは確認が間に合わなかった書類やら郵便物やらで膨れ上がったデイパックを背負った。

「また来るからさ。ごはんしっかり食べてね」

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2024年8月14日水曜日

ジグソーのスカイ・ハイ。

今回今さらながらに見てみた映画は1975年の作品「スカイ・ハイ」です。
スカイ・ハイって言ってもAAA日高くんでもなければ釈由美子のドラマでもなく、あの!ミルマスカラスの入場曲でおなじみのジグソーの曲がテーマソングになってる作品です。

って言うか、原題は「香港から来た男」なんで、完全に「曲ありき」の邦題ですわね(笑)。

オーストラリアで捕まった密売人(サモ・ハン・キンポーだった!びっくり)から情報を得るべく香港からシドニーにやってきた捜査官。
地元の黒幕(2代目007のレーゼンビーだった!びっくり)と対峙していくのだが・・・というお話。


冒頭、テーマソングに乗ってハンググライダーが香港の街を飛ぶ。「きっとハンググライダーを使ったアクションが展開されちゃうぞ」と期待してたんですが、特にそういうこともなく。グライダーはあと1回出てきますが、特に目立ったところはない(笑)

主人公はやたらモテますが、カンフーのキレは前の時代のブルース・リーや後の時代のジャッキー・チェンとは比ぶべくもなく・・・。それでも格闘シーンはやたらと長い。

なんだか007の焼き直しみたいなセット(まあ007本人出てるんだけど)でさ。
話も地元警察との軋轢みたいなところはまるでスルーで、どんなに刃物で切られても翌日には回復してるし、古い作品といえ、その設定のルーズさはいくらなんでも、って感じでした。

でも、それでもやっぱりこの「曲」はいい。爽快感っていうんですかね。素敵でした。
ノスタルジーって言うのかもしれませんが。


2024年8月13日火曜日

翳りゆくひと。[048]


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区役所を出たところにあるコンビニに入って野菜ジュースと雑誌の代金の支払いを済ませ、都合よく並びにあったY銀行であっちゃん名義の口座の通帳記入を行った。
あっちゃんのもらっている年金は、これ単独で生活するにはとてもじゃないけど十分と言える額ではないということがわかった。だからどうということでもないけれど、今後のためにこの数字は一応頭に入れておこう。

続いてF銀行に立ち寄り、N銀行で下ろして諸々の支払い後に余った現金をFB口座に入金した。この口座からはまだ医療保険とかどが引き落とされてるから、ときどき補充をしておく必要があるが、今回の入金はおおよそ半年分にしかならないのかな。気をつけておかないと。また督促とか勘弁だからな。

あっちゃんち最寄りの駅まで戻って時計を見る。何をしたつもりでもないのに、もう昼過ぎなのか。

検索して場所を確認していた小さな店の扉を押す。

「すいません、この鍵のスペア、作れますか」
「はい、大丈夫ですよ」

あっちゃんちのマンションの鍵のスペア作りである。
すでに1本行方不明のようだし、それ以上にもし何かのときに鍵がかかっていたら――以前からの危惧を解消するために、この数千円の投資は惜しくない。以前から気になっていたのに、むしろなぜ今までそこに気が回らなかったのかと自分に問いたいぐらいだ。

スペアキーの完成を待つ間、ファストフードで簡単な昼食を取り、それからアポイントを取っていたながいきセンターに向かった。

「大変ごぶさたしております。いろいろとお心遣いいただきありがとうございます」

メールや電話ではやり取りを続けさせていただいていたが、セイコさんと直接会うのは1年ぶりになる。

わたしはセイコさんから指摘されていたあっちゃんの状況と、この日の午前中に見てきたものをすり合わせるように、話をした。

「ご連絡いただいてたように、やはりゴミのことと、それから料理もあまりしているようには見えなくて。そのせいか体調もかなり不安ですね」
「相変わらず郵便物の確認を含め、細かいところに気が配れなくなっているようにも思えます」
「メンタルだけでなくフィジカルも衰えたという印象です。とにかく全体にQOLが下がっている、という言い方ができるでしょうか」

ひととおりわたしが話をした内容をうけ、このままひとり暮らしを続けさせるのは難しい、セイコさんとわたしはその点で一致した。

「父の老健での生活も半年になります。今後はできればふたりが一緒に暮らせる場所のほうがいいと思っています。母にとっても父と生活できるというのは望みではないかと」
「そうですね。立場上この施設はいかがでしょうと我々が直接紹介することはできないのですが、仲介していただける業者の方をご案内することはできます」
「それは助かります。ぜひお願いします」

土地勘も含めて、誰かに頼らないと自力で施設を探すのは無理だ。
セイコさんは3社のパンフレットを見せてくれた。

「こういう業者の方に探していただくのがいいかと思います」
「あの、言いにくいかもしれませんが、この3社の中でどこがいい、みたいなことはありますか?」
「ここは引っ越しのサポートもしてくれるみたいですし、最近評判は聞きますね」
「ありがとうございます。できるだけ早く次のことが決められるよう、進めていきたいと思います。ところでお土産を持ってきたんですが・・・」
「すいません、立場上受け取れないんです。お気持ちだけ」
「そうですよね、そうだと思ってました。今日はありがとうございました」

3社のパンフレットを持ってわたしはながいきセンターを辞去した。
どこに仲介をお願いするか、どういう施設を選ぶか、ここから先はまたビジネスモードだな。きちんとやれば話は進んでいくはずだ。

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2024年8月12日月曜日

【Paris2024】笑顔の閉会式。

トム・クルーズがバイクに乗ってオリンピックフラッグをロスに運んで行ってしまって、眠くも楽しかったパリオリンピックが終わった。


何より選手団が笑顔で、満員の観客席に手を振りながら――3年前は見ることができなかった――入場してきてくれたのが、無責任な視聴者としての最高の喜びだった。
アナウンサーがフリークライミング安楽選手とレスリング清岡選手を見間違えたのはご愛敬。似たようなブロッコリー頭だしね。

レスリングとかアーティスティックスイミングとか大人数のとこは気にならなかったけど、飛び込みとか少人数の競技の選手がちょっと心配だったんだけど、他競技の人たちとも絡んでて、「こういう交流も閉会式ならではだよねぇ」などと変な親心でほっこりしたり。



でもパリはこれで終わりじゃない。
パラリンピックでまたすぐに寝不足になっちゃうなぁ。困っちゃうなぁ(大喜)。
わずかな間、早寝早起きを心がけて体調整えておきますね。


2024年8月11日日曜日

【Paris2024】大活躍の大渋滞を最後まで。

パリオリンピック16日目、また徹夜しちゃいました(大笑)。

深夜3時から4時ぐらいの時間帯が“種目大渋滞”状態でね、テレビとPCを並べて「次こっち始まる!」「うわ同時に決勝!」とか大騒ぎしながら楽しんでました。

それもこれもTEAM JAPANの大活躍があるからこそ、ですかね。


お家芸と言われるような競技だけでなく、「この種目は、世界は遠いからな」と半ばあきらめてたような競技で次々にすごい結果が出てくる。それを目撃できる喜びったらないし、ならば可能なかぎりリアルタイムで追っかけたいし、であれば徹夜も致し方なし、ってところです。

Athletics Women JavelinThrow Final
[1] JPN KITAGUCHI H 65.80SB


Athletics Men HighJump Final
[6] JPN AKAMATSU R 231PB


Athletics Men Marathon Final
[6] JPN AKASAKI A 2:07:32PB

Diving Men 10mPlatform Final
[2] JPN TAMAI R 507.65


Modern Pentathlon Men
[2] JPN SATO T 1542

さすがに近代五種まではノーマークでしたよ。応援できなくてごめんなさい。

そして「大運動会の最終種目」の4×400メートルリレー、通称マイルリレー。
決勝に出るだけでもすごいことなのに、選手たちはメダルを狙うと公言して挑んでいた。結果はそこには届かなかったけど、すばらしいチャレンジだったと思います。
来年の世界陸上が楽しみね。



マイルが終わるといよいよ大会も大詰め。もう寂しくなり始めてます。

・・
・・・

卓球女子団体、スポーツクライミング女子、ゴルフ女子、ブレイキン男子・・・おそらくは本人たちが一番期待していたであろう結果にわずかに届かなかった競技もあります。
でも僕は、結果が出る出ないにかかわらず、最後までできるだけ多くの選手の挑戦を目に焼き付けたいです。


2024年8月10日土曜日

【Paris2024】カルチャーとスポーツ。

パリオリンピック15日目、徹夜しました(笑)。

3つの金メダルのシーンをリアルタイムで見られたんだもん、その価値は十二分にありました(現金な感想)。


連続して見続けたおよそ10時間、どの競技のとてもとても楽しませてもらったけれど、最も日本選手関係なく目が離せなかったのはブレイキンだったような気がする。

およそ1年半前、ブレイキンという「競技」についてブログを書いたことがあった。コチラ
その中で、基準がわかりにくい勝敗について『単純に「すごかったほうの勝ち」』と書いた。そしてさすが世界のトップが集った、初めてのオリンピックの場だった。とにかくすごかった。そしてその中で一番すごかったのがAMIさんだった。
サイコーでした!!マジでカッコよかった!!
そのカッコよさを言葉で説明できないのが悔しいのですが。

Breaking B-Girl Final
AMI 3(16)-(11)0 NICKA

カルチャーとスポーツの融合というか、「違い」みたいな話は正式競技に採用される段階からずいぶんあったように記憶している。
でも考えてみたら、柔道だって日本文化から始まってJUDOになったわけだし、古くからオリンピック競技になってるフェンシングやレスリングだって「戦」から派生したものだ。そうした意味ではブレイキンだって何も特別なものじゃない。

スポーツとしてのブレイキンのオリンピック競技を見て、そうした思いを強くした。

楽しい競技がオリンピックにやってきた。もちろん日本選手が活躍したって要素も大きいけどね(現金な感想)。

さて今夜、もうひとつメダルいただきましょうか!!頼むぜB-Boys from Japan!!

*  *  *

レスリング勢みんな強いね。
フリークライミングも楽しかったね。
4継はどきどきしたね。
とにかく楽しい夜だったね。残りが少なくなってきたね。

(2024/08/19追記)
LA2028ではブレイキン種目が実施されないことを改めて知る。たった1回なんて「公開競技」以下の扱いじゃないか。そういうこやぞUSOC、と憤っている。