2026年4月9日木曜日

北斎を演じる。

今回今さらながらに見てみた映画は「HOKUSAI」です。

この作品を選んだのは、自分の中では読み終えたばかりの「木挽町のあだ討ち」からの連続性みたいなものもあったりします。


タイトルのとおり葛飾北斎の生涯をめぐる物語。
前半は蔦重そして歌麿や写楽との出会いから自らの描きたいものを見出していく姿を。
後半はかの『神奈川沖浪裏』の誕生と、そして晩年の生きざまを。

とにかく「苦悩」なのかなと。
自分の絵とは何かを探す苦悩、描きたいものと世の中との衝突がもたらす苦悩。そうしたものを映像として見せ続けようとした作品なのだと理解した。

その映像は確かに綺麗だったと思うんだけと、何よりも北斎そのもの――若き北斎を演じた柳楽優弥と晩年を演じた田中泯に尽きる。
特に田中さんのダンサーならではの演技(というかそれありきの演出だったかな)は圧巻だった。

繰り返すが、それに尽きる。


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