「なめられたな」
前半の途中、僕はそう思った。
早い時間に先制をした町田は、明らかにペースを落としていた。チーム状態の良し悪し、あるいは気象状況や今後の日程を考えれば、まあそうだろうなと思う。
ただ浦和の前線にはそれなりに能力の高い選手が並んではいるので、あそこまで落としてくれれば1点取ることはできるだろうし、実際に同点に追いつくことができた。
町田 3-1 浦和●
だが、後半にきちんと修正した町田は、その実力を示すかのようにしっかりと追加点を挙げ、危なげなく勝ちきってしまった。
というか、浦和は見せ場なく敗れ去った、と書いたほうが僕の印象に近い。想像どおりと言い換えてもいい。
「失点シーンはもう少し選手のがんばりが」みたいな雑な話も出てるようだが、「選手のがんばり」という曖昧なものではなく、構造的に穴が開いていてそこから失点しているように思うのだが。
攻められると必ずバイタルエリアは空くし、ペナ角は攻略され放題だし、むしろ選手個々のがんばりによって3失点で済んだのではと思う。
開幕3連敗で11失点。組織的な改善も特に見られない現状は、スタートダッシュ苦手な浦和レッズにとっても相当な重症度である。
仮に改善していくにせよ、相手も待っていてくれるわけではないということを忘れてはならない。
このまま負け続けてさっさと――みたいな気持ちは当然あるのだが、一方で監督就任の経緯まで考えればそう簡単には指揮官交代という結論にはならないだろうなという気持ちもある。いっそもっともっと行ってしまって、組織そのものをリセットするぐらいまで見ていってやるよ、みたいな感情も芽生えてきた。
ただ、そうなるとそこにいる選手が不憫ではあるのだが。
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