[145]
マサさんの後期高齢者医療保険料の請求が届いた。何ごとだろうと書類をよくよく読んでみると、保険料の変更決定があって、普通徴収(口座引落)で徴収しようとしたところすでに口座が凍結されていたので督促になった、ということのようだ。
であればいいも悪いもない。すぐにコンビニから支払いを済ませた。
10月末、そういえばと思い立ち、ネット上で喪中はがきを手配した。
調べてみると11月早々には郵送してもいいということだったので、宛名を書き込んで早々に投函をした。
そうか、特に連絡もしていなかった友人のみなさんに、訃報を届けるという意味合いもあるのだな。そんなことを思いながら。
ちょうどこのころのことだ。
喪中はがきを作ったり宛名を書いたりしているころ、やたらにマサさんの夢を見た。
マサさんの名前を見続け、そして考えたからだろうか。
夢の中のマサさんは、ちゃんとわたしのこともわかっている。会話もできる。
そのことが、とてもとても不思議な感じだった。
遺族共済年金の請求書類も送られてきた。
書類の内容があまりに不親切で解読するのに時間がかかったが、本当にわずかばかりの共済年金が下りるようだ。請求書に記入する手間に見合うかと言われると悩ましいところではあるものの、もちろんわたしのお金ではない。だからちゃんと手続きをしないとならない。
「生計同一関係に関する申立書」の記入を、再びグッドライフの相談員マツイさんにお願いをした。
2週間ほど経っただろうか。マツイさんから返信を投函したとの電話連絡をいただいた。
『お母様、穏やかに過ごされていますよ』
そうか。それが一番。
一方、相続関係の手続きがおおよそ終了したことから、わたしはかねてから家族の中で懸案になっていた転籍の手続きを行った。
今までわたしの家族の本籍地は、マサさんの実家のあった場所になっていた。それを現住所に移したのだ。
それこそ戸籍謄本は広域で取得できるようにはなったが、息子たちの将来を考えたら少しでも手間のないところに本籍地はあったほうがいい。
そもそもマサさんの実家はわたしのとって、ただの「おじいちゃんち」でしかなかった。家屋を引き継いでいるのも没交渉になっているわたしのいとこだ。
だからこれを機にちゃんと縁を切ったのだ。それでいい。
0 件のコメント:
コメントを投稿