12×12: 勝ちに向かう意志こそスタイル。

2023年6月1日木曜日

「スタイル」「自分たちのやり方」、いろいろな言葉で言われるけれど、ことマチェイさんのサッカーって、『勝つための意志を表現する』『勝ちに向かう意志こそスタイル』なのかなぁとぼんやり思っている。

立ち位置を正しくボールをしっかりつなぐとか、相手をいなして長いボールを使って裏返したり、正しくブロックを作ったりスペースを埋めたり、あるいは前方からしっかりプレスをかけたり、いい形で奪えたら早くゴールに迫ったり。

結局相手のあることなので、「何かひとつ」では好循環が続くことは到底ありえないし、ベースはベースとして、共通認識であったり、対応力であったり、認知と実行だったり、そういう勝つための要素をすべて表現したい、それこそが今の浦和がやろうとしていることなんじゃないかな、と。

そんなことがすべて詰まった逆転勝利でした！！

○浦和　2－1　広島

まあ勝ったからこんなこと言ってるんですけどね(^^;

「広島のやり方」を十分に把握した上で、変にボール保持やビルドアップにこだわることもなく、しかも修正を行いながらゲームを掌握し、最終的に勝利する。

上位対決と言われる中で、これを遂行できたのは本当にすごいし、素晴らしいゲームを見せてくれたと思います。

逆に広島からしてみれば、自分たちのスタイルで先制をするとこまで行ったのに、だんだんそれが通じなくなり、疲弊し、最後は完全に壊されたような逆転負け。キツいだろうなぁ。

1G1Aの“Box-to-Box”敦樹は、その明確な数字の部分だけじゃなくていつもよりもさらに多くポケットを狙う動きを入れてたけれど、そこにもマチェイさんの指示があったとか。

そういえば敦樹は前の試合でも2点目につながったシュート打ってるんだよな～。すげぇ。

あと、勝因のひとつに「選手層」とも言われているけど、確かに交代で入った選手の活躍は素晴らしかったんだけど、ついこの間までACLの関係でメンバーは固定してたわけよ。それでもサブメンバーがモチベーション落とさなかったり、うまく融合し始めてるっていうのもマチェイさんの力量のひとつ。

なんか唸りますわ。