結果そのもののは「想像できうる範囲」だったかもしれない。そのぐらい今季の川崎は強く、そこに挑むには浦和はあまりに未成熟だ。
●浦和 0-3 川崎
内容もスコアも完敗である。
ただ「惨敗」だったかというと、案外そうでもないような気がしている。戦おうという姿勢と意図は感じたから。
川崎の3トップの左右の選手にボールが入って、SBが引っ張られたときに、絡んでくるIHの選手に対してSHの選手が責任をもってスペースを埋めようとする動き。
ボールを奪えたときには相手アンカーの脇のスペースを使いながらその外のレーンで前に進もうという意識。
レベルそのものは決して高くはないけれど、戦えている、そんな印象だった。
言い方を変えれば、希望を持ちながら応援できていた。
それだけにあの先制点が悔しかった。
CHの2人が一方につり出されてスペースが生まれてしまい、それでも忠実に守備をしようとしていたところにSBという想定外の選手が入ってくる、しかもまあ素晴らしいシュートで・・・。
試合の趨勢が決まってしまった終盤、いくつかのチャンスが作れた(失点もしたけど)。
王者を倒すにはあの時間まで我慢して、ワンチャンスを決めるしかなかったと思う。そのぐらい力の差はあった。
ただ守り倒すわけではなくて、次の攻撃の選択肢を残した守備――その可能性はわずかながらありそうだっただけに、残念がるぐらいのメンタルは僕の中に残っている。
ま、いろいろ書いたところで、完敗は完敗なんですけどね(涙)。
お前らとっととチームごとスペインに移籍しろ。ホントに。
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