2020年6月19日金曜日

狂気の数学者の大戦。

今回今さらながらに見てみた映画は「アルキメデスの大戦」です。


時は第二次世界大戦開戦前夜。
次に建造すべきは大型戦艦か、あるいは空母か。海軍内の対立に巻き込まれる形で、大型戦艦建造を阻止すべく登用されたのが天才数学者・櫂。見積額の不正を明らかにしようとする彼の机上の戦いの行方は果たして――というお話。

この天才数学者を演じるのが菅田将暉。
変人の天才ってのが実によく似合うね(褒めてるよ)。狂気を感じるという意味では「3年A組」の柊先生なんかとダブったな。ダブった(ダブル)ということではフィリップも狂気の天才だったね(^^;

そうだ、天才と狂気。これが一番の見どころだろうねぇ。

巨大戦艦建造は国民に幻想を抱かせ、戦争への引き金となる。だから阻止しなければ、というのが大義名分なわけだけど、現実には戦争は止まらないし、巨大戦艦「大和」は建造されてしまうわけだ。
本当に彼は『数学で戦争を止めようとした』のか、と。
その狂気の部分だ。単におもちゃで遊んでいるかのようなエキセントリックさ。むむむ。

建造された戦艦大和は史実として沈むわけですが――冒頭のVFXはさすが山崎貴監督だね。映画冒頭に度肝を抜くVFXを持ってくるのが山崎スタイル!
そういえば大和をVFXで描くのは2度目ですもんね。いや、あのときはカタカナの「ヤマト」か。

あ、「STAND BY ME」の「2」も期待してまーす(^^;


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