2020年6月3日水曜日

11さつめの計算ノート。

青柳碧人「浜村渚の計算ノート 9さつめ ~恋人たちの必勝法を読了。特別編を含めて通算11冊。 通算9さつめと10さつめのときのブログは→コチラ それにちなんで、第「1」話に登場するのが不思議な性質を持つ「1並び」の“レピュニット数”にまつわる事件だっ! もちろん僕もこの本で初めて知ったんだけど。レピュニット数。

  1. 25個の数字から1つ選んで○を付ける。
  2. ○を付けた数字と同じ縦の列の4つ、同じ横の列の4つに×を付ける。
  3. ○も×も付いていない残りの数からもう1つ選んで○を付ける。
  4. 同様に縦と横に×を付ける。
  5. これを繰り返し、最後に残った1つに○を付ける。
  6. ○が付いた5つの数を合計すると・・答えは??
A. 1111

11111111=11×1010101
11111111=1111×10001
556^2-445^2=111111

そういうレピュニット数について正しく理解したわけではないのだけど、電卓叩きながら小説を読むおもしろさってスペシャルだね(^^;

・・
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第4話の舞台はカジノ。マーチンゲール法=必勝法というのが話の根幹になる。
確率、期待値・・・などなど数学的要素満載のこの場所で、やっぱりクライマックスの勝負はルーレット。
なんだけど、その前に出てきた『鳥かごサイコロ』『スリーカーズ&バック』のくだりがおもしろかったなあ。 ヘンな言い方になるけど、“右脳で物語を追いながら”“左脳で計算してる”感覚とでもいうのか。

ま、計算どおりにならないのがギャンブルよね(^^;

繰り返しになりますが、やっぱりこのシリーズは僕にとってスペシャルですっ。
ただし、装幀(「装丁」よりもこっちの字が好き)、というか装画の気恥ずかしさを除いて(^^;

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