2019年8月22日木曜日

閉店セールでトレジャーハンティング。

ご近所さんぽのエリア内にある某大手レンタルショップ系列の「大型中古店」が閉店することになった。リサイクルというよりも、レンタルで回転しなくなったものを整理するためのショップという位置づけだったんだと思う。

閉店セールは少し前から始まってたんだけど、残り期間がわずかになったのでさらに値下げが断行されたので、ちょっと寄ってみた。
なにしろDVD 100円、CD 50円、コミック 30円である。掘り出し物や欲しかった物が見つかったら、これほどお得なことはない。

ういーんと自動ドアをくぐって驚いた。なんとまあ大混雑。みんな買い物かごに次から次へと放り込んでる。
店自体も陳列棚をめいっぱい並べ、さらに通路には歩けないほどダンボールが数十個無造作に置かれ、その中にもぎっしりと詰め込まれてる・・・カオス。

DVDとコミックにはあまり興味がわかなかったので、CDのところを巡回。一応「邦楽」「洋楽」と棚には書いてあったけど、すでにそういう分類はなされておらずただ並んでいるだけ。おまけにその順序にもまったく秩序がなく、すべての棚とダンボールの中身を見ないと、「お宝」にはたどり着けないという・・・カオス(笑)。

本を斜め読みするかのように棚を見ていきながら、考える。

閉店。

こういう店がなくなるということは、「コンテンツを所有する」という流れが完全になくなりつつあることの証だろう。レンタル業態も縮小方向だね、きっと。
前にも書いたけど(→「コレクション欲とデジタルな世界」)、マンガも映画も音楽もネットを通じて届くものになってきてるんだ。

混雑。

でも一方で、こんなに混雑してるってことはそれでも所有したいという欲求を持つ者は確実に今も存在しているということ。サブスクリプションならここで買う「必要」はないはずだから。
店内の年齢層はバラバラだから、年齢的な傾向は感じない。DVDを40数枚レジに積み上げた若い女性。名探偵コナンテレビシリーズDVDを20枚ぐらい買ってたおじいちゃん、マンガを2冊大事そうに抱えた小学生、CDを詰め込んだかごを5つも店員に預けてるおにいさん・・・。

さてそろそろ帰るか。目についたDEPAPEPEを2枚と、→Pia-no-jaC←を1枚、レジに持ってく。
「162円です」「Tポイントで」(^^;
→Pia-no-jaC←を見たときの話はコチラで。

おや、さらっと見たつもりだったのに、30分も経ってた。魔窟ですなぁ。

*  *  *

閉店セールとは特に関係ありませんが、最近よく聴いてるのは椎名林檎の新作「三毒史」

『「椎名林檎」という総合芸術』

どこかでそんな文を見た。自分の言葉では説明できないけれど、すごく腑に落ちる。

僕がすごく特徴的だなーって思ったのが「曲間の短さ」。1つの曲が終わって、はい次の曲、という間がほとんどない。それはおそらく狙いなのだろうし、すべてがひとつながりの世界で、そこから抜け出す隙を与えてくれない。

マイ備忘。フルアルバムを聴きたいと思っててまだ聴いてないリスト:星野源、Suchmos、サカナクション、bird。

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