さんぽニスト、新幹線に乗るっ!(笑)
高崎から早めに出発したいと考えると、結局新幹線で行くのがベターという結論に。本当はこの機会に北陸新幹線に乗りたかったんだけど、タイミング的に「上越新幹線とき」になりました。あ、帰路はお安く普通列車で帰ってきましたよん。
朝早かったせいもあるのか、とにかく穏やかな街という印象。現在の駅前とは少し離れた場所が宿場の中心だったようで、雰囲気のある建物がいくつか現存している。と同時に寂しい空気もあったりするんだけども。
街を出ると、いよいよ「国道17号沿い」から「国道18号沿い」に分岐。榛名山を右に見ながら西へ。
旧道から18号の豊岡バイパス・安中バイパスに合流するあたり、碓氷川の土手から目線を左の山に向ける。だって気になることがあったんだもん。
上信越道や長野道が開通する前、当時のスキーヤーはこのバイパスを通って信州方面のスキー場に行ってたわけですよ。そのたびに目に入る豪奢(笑)な建造物。旧き思い出のひとつ。80年代にスキーしてた人は知ってるよね?#プラザアテネ#今は違う#国道18号#安中#さんぽニスト pic.twitter.com/HcNebtcdjF
— 144factory (@144factory) 2017年11月3日
そして今。探すまでもなくいきなり目に飛び込んでくる。相変わらずなんという存在感!
・・・それはさておき、板鼻宿に着くころにはすっかり日も高くなり、見事な秋晴れ。上着を1枚脱ぐ。
遠くに妙義の山々が見えてきた。
板鼻宿を抜けるとすぐに次の安中宿。ほんの数キロかな。
街道沿いが今も町の芯になってるような、つまり町が細長いって感じ。
決して賑わっているとは言い難いけれど、廃れているというのとはまたちょっと違って、古くからこの地域の中心的存在であったんだろうなという風情はしっかりと感じられる、そんな町だった。
やがて旧道には杉並木。数は少ないけどなかなか立派。だいぶ枯れたそうで、保全のために若くてまだ小さい木も植樹されてた。
空に向かってしゅっと立つ姿、と見上げる・・・あれ?あれだけ晴れてたのに、黒い雲が・・・。それとともに正面からのアゲインストの風が強くなってきた。脱いでた上着を着る。
そうか、これが上州空っ風か。
くちびるがカサカサするし(笑)、道はじわじわと上り坂になってきてるし。
といっても別にシンドイという感じではないなぁ。さんぽニストとしてのレベルが上がってきたのかしら?
「こんにちはー」
不意に斜め後ろから挨拶をされた。声の主はランナーさん。走り行く背中に向かって「こんにちはー」と返したけど、この街道さんぽをするようになってからランナーさんに挨拶されたのは初めてかも。ほっこりしました。
ふと前を見やると、遠かったはずの妙義山が、そのギザギザまでもはっきり見えるほどに近づいてきた。もう松井田宿だ。
松井田も宿場町の雰囲気はあまり感じられないかな。それよりもすぐ脇の妙義山の迫力たるや。
いよいよ碓氷峠なのか、勾配もそれなりになってきた。国道はなだらかに上っていくけれど、旧道は「何もそんなにアップダウンさせなくてもぉ」という感じ。
でもそのアップダウンよりも、谷底を流れる碓氷川を横にした「崖」の恐怖感!
高所恐怖症的にはかなりヤバイです。こんな崖ギリギリのとこに歩道とか作ってんじゃないよ。まったくもう。このあたりの写真がほとんどありません。だって怖かったんだもん(笑)。
このあたりで気づいたことがひとつ。
とにかく道祖神とかお地蔵さんとか、そういう旅の安全を祈願したであろうものがすっっっごくたくさんあるということ。それだけ碓氷というのは難所だったんでしょうね。
見かけるたびに手を合わせたり頭を下げたり、僕自身の安全と、ついでにちょっとポツポツ来た空模様が最後まで持ちますように祈りました。
そして無事、横川駅前を通り抜け、碓氷関所跡に到着。
「関所に着いた」という事実の達成感、なんだか半端ないっす。峠の本番はこの先ですけどね(^^;
次の坂本宿までそう遠くはないけれど、横川駅が信越本線の終点でもあるし、いい区切りかな。道祖神様のおかげか天気もしっかり晴天に戻ったので、近くの諏訪神社にお礼も兼ねて(?)お参りして、今日はここまでにしておきましょう。
今回の行程:高崎宿~板鼻宿~安中宿~松井田宿~碓氷関所跡。お昼ごはんは松井田手前のバイパス沿いのコンビニでおにぎり。補給を持ってなかったので助かりました。帰りの電車で高崎だるま弁当も。
ここまでの行程:[1] 日本橋~浦和宿 [2] ~鴻巣宿 [3] ~深谷宿 [4] ~高崎宿 [5] ~碓氷関所
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