2017年11月11日土曜日

「勝色」を身にまとい。

ワールドカップに向けた新しい代表ユニフォーム(今回はJFAのエンブレムも変わりましたね)が発表されると「いよいよ」感が増してきます。
ちなみにこの新ユニ、モンペだの何だのと言われてますが、僕が最初に思ったのはFC琉球のマスコット「ジンベーニョ」だったりします。

ユニフォームという外見よりも、やはり本大会に向けて重要なのはその「中身」。
国内での親善試合が2試合、そして遠征先でのブラジル、ベルギーとの試合。まあ結果は結果として必要なのだろうけど、それだけではないよなと。たとえば。

■存在感というもの

チームの軸をどこに置くのか。戦術的には「中盤でしっかりボールを奪いきって早い展開で相手DFラインの裏へ」を継続するんでしょう。そして勝利を目指すには得点が必要になる。その中心になる選手はいったい誰か。

たとえばプレーオフでオーストラリアのケーヒルが2得点したり、がけっぷちアルゼンチンのメッシがハットトリックしたり、そういう「圧倒的な存在」は今のSamurai Blueには見当たらない。
もちろん、本田、香川といった名前が挙がるのは当然だと思うけれど、戦術とのマッチングを考えるとちょっとズレのようなもの(具体的には説明できないんだけど)を感じる。

やっぱり大迫なのかな。

サコ自身が点を取らなくても(本人はもちろん取りたいだろうが)、優秀なアタッカー陣がその下に控える。サコのポストプレーこそ攻撃の軸であり、それこそが存在感を示す場になるのでは。浦和目線で言うと、ポストの上手い興梠が招集された最大要因はこれ。

■中盤の再構築

そのサコへボールを供給する立場なのが、セントラルMFと言われる中盤のポジション。
三角形か、逆三角形か、いずれにしても中央エリアには3枚の選手が入ることになるんだろう。
長谷部の相方を探せという単純な話ではなく、ハリホリさんは、スペースを消し、ボールを奪い、展開をし、そして自らも攻撃に関与する、そういうMFを求めているのだと思う。長谷部自身がそういう選手だったりする。

たとえば山口に「もっと攻撃を」と指示したり、井手口や今野といった守備イメージの強い選手を前寄りに配置したりしたのがその一環。
誰かが奪って別の誰かが組み立てる、そういう「時間差」は必要ないという考え方だと思う。

ただ長谷部が唯一無二だと困る。ケガの可能性だってある。まだまだ競争してもらわないとね。浦和目線で言うと、デュエルが強くて攻撃に関与できる長澤が招集された最大要因はこれ。

■その最終形あるいは手本

ブラジルの、特に前半の戦い方を見てて、「きっとこれがハリホリさんのやりたいサッカーの、究極なんだろうな」となんとなくイメージした。
連動した前からの守備、奪ってからの早い展開。守から攻に移った瞬間の多くの選手の前線への関わり。
サイドには信頼できるアタッカー(原口と乾に対する期待でもあります)を配して。

・・・考えてみたら、あんなに上手くて強い選手たちが「弱者のサッカー」を真摯にやったら、そら強いわな。そのブラジルとの「差」を考えてもしょうがないよ。見習うべきを見習い、できることを少しずつ増やしていくだけのことだ。

完敗ですし、パワーダウンした後とはいえ、今の最強ブラジルから1点取ったことをポジティブに考えておきましょうかね(^^;

そんなわけで気になる本大会の組み合わせ抽選会は、12月1日。ハリホリさんの新章はまだ始まったばかり。
ところで、「VAR」はやはりピンと来ません。というか違和感ありまくり。

*  *  *

とりあえず浦和の5選手はケガなくサウジでチームに合流してください。
そしていい結果を持って25日に埼スタに帰ってきてください。

・・・あ、でもACL決勝2ndレグのチケット、取れなかったんすよ。うわわわわわわん。
REX先行も、ぴあ抽選も、セブンイレブン先行も、もちろん一般発売も全滅。ツテがないわけではないけど、今回はテレビにすっかな。誰かに頼る=借りを作るってのも・・・・なぁ。

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