見開き2ページの書評を読み、気になったらその本を買ってきて読む。読み終えたらまた次の書評を読む。
そういうサイクルを繰り返しながらゆっくりゆっくり大事に読んできた「小泉今日子書評集」をついに読み終えてしまった。このサイクルについては1冊目を読んだときに決めた自分の中の指針。最後まで続けた。
キョンキョンの書評は、確かに本を評したものではあるのだけれど、それ以上に彼女の私的な言葉がつづられているという印象を受ける。
その本自体のことよりも、その本によって動いたキョンキョンの感情を書評という形で読んでいる気分だった。ファンとしては得がたい体験だ。そしてあんなふうに読後の感想が書けたら素敵だろうなとも思ったり。
だからこそ、より「読んでみたい」と思わされたし、そのわずか2ページの文章をくり返し読んだりもした。
おかげで自分ではなかなか手に取らないであろう本にたくさん出会えたことはすごくうれしいことだった。コイズミさん、ありがとうございます。
ただ、「97ひく21」のひき算してみるとまだまだ読んでない本がたくさんあるわけで。
また、最初から読み始めてみようかな。
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