(第1話からのつづき)
「おなか、痛いですよね?」
「サバ、食べましたよね?」
あ、それは食べてないっす。サンマとコハダとイワシは食べましたけど。光り物、大好きですから、明確に覚えてます(笑)。あ、イワシは4カン食べましたっ。
「そうかー。じゃあ間違いないか。で、どうします?」
どうって?
「今日時間あります?胃カメラ飲んでもらってー、取っちゃいますかね。消化器内科に紹介状書きますね♪」
だからなんで楽しそうなの。
紹介状には[4日前にサバを食べて]と書かれてる。だからぁ、サバは食べてないのっ。
書き上がった紹介状握り締めて、同じ施設内の内科外来の初診受付へ。まわりは予約の人ばっかりみたいだなぁ。待たされそうだなぁ。
てか、胃カメラってやったことないんですけど私。心の準備が。どきどき。どきどき。
しばし待った後、「3番の診察室にお入りくださーい」のアナウンスに導かれて扉を開ける。ベテランの医者がモニターを見つめてる。画面には問診のときと同じレントゲン画像。
「これだよなー。間違いないよなー」
「いやー、まいったなー。消化器内科30年やってるけど、バリウムで見つかったのって、2度目かなぁ。いやー、まいったなー」
患者として言わせていただくなら、「まいるな」(笑)。珍しいとか言われるとそれも不安ですねぇ。
「おなか痛いでしょ。僕もやったことあるんだけど、激痛だよね」
いや、問診のときも答えたけどね、痛くないの・・・でもそう断言されるとますますちょっと痛かった気もしてきた・・・。
(第3話へつづく)ほどの話でもないけど、まだつづく。
0 件のコメント:
コメントを投稿