2016年6月27日月曜日

リオ行き切符。

火の鳥NIPPONの五輪メンバーが発表になった。

「古賀紗理那は選ばれなかったか」

ただ12人のメンバーを見ると、入る隙間がないと思うのも正直なところ。4年後のためだけに1枠を使うわけにはいかない、それほど狭き門。
見たかったのも確かだけど、最終予選のときのような調子もあるかと思うと・・・。

出場権や出場枠を勝ち得た選手が、本大会に必ず出場できるわけではない。なんとも厳しい世界である。

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陸上の日本選手権も代表選考会を兼ねている。ただこちらは個人種目なので、少し事情が違う。競泳のように「決勝レースで派遣標準記録を突破した上位2名」という厳格なものではなく、おそらくは気象条件などにも左右される側面もあるからだろう、「派遣標準記録」「参加標準記録」「日本選手権の順位」を掛け合わせて内定を出す、という方式だった。複雑だけど、大会前には個人的にはわりと納得してた。

でも、男子100mのように1位と3位に内定が出て、2位に内定が出ないという一見不思議なこともあったり(2位の山縣にはおそらく内定でると思うけど)、あるいは男子200mでゴールすれば要件を満たすと思ってたら1位のタイムが良すぎて内定出なかったり、予想外のことも起こる。

やっぱりヨーイドンの本質は1番を目指すこと。

今回だって雑に言うと、参加標準記録を突破して一番になれば内定。なので特にトラック競技はタイムも狙いにいくから、前半から飛ばす選手も多くて非常にエキサイティングなレースが多かった。そういうことなんだろうな。

三段跳びの山下(参加標準突破済)の、見たことも聞いたこともない“砂場の中のファウル”での「記録なし」は切なくて(T_T)

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そういえば体操男子の5枠の決め方もおもしろかった。
とにかく目標は団体で勝つこと。だから得意種目のある選手(スペシャリスト)を入れたい。内村ともう1人個人総合を戦える選手を入れて、あとは種目別選手権の内容で「どの組み合わせにすれば団体で最高点が出せるのか」と。

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それもこれも「オリンピックは参加することに意義がある」ではなく、世界最高の舞台で戦ってこれる選手を選びたい、そういう判断がベースにあるんだと思う。
遠くブラジルまで視察に行くわけじゃないからね(毒)。

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