2017年9月18日月曜日

ターンオーバーと4バック。

新しい戦術、目の前の勝利、取りたいタイトル、そして未来への希望。
欲しいもの、全部はなかなか手に入らないから。

2017 Meiji Yasuda J1 League #26
磐田 1-1 浦和△

磐田の名波監督が不細工と評したように、終始浦和のペース(というか高いポゼッション率)で推移した。決定的なシーンも数多くあったし、勝てそうな雰囲気はあった。
一方で、1点を追う中で、前節と同様にフィジカル的な圧の強い選手を起点としたカウンターに沈みそうな怖さもあった。
そう考えると、ドローという結果は、まあ妥当というか悪くないというか。

何より、「すべてを求める」ことができるほどの力がない今、ミッドウィークの天皇杯は、よりパワーをかけなければならないゲーム。
逆に言えばターンオーバーすべきゲームはここしかない。阿部、柏木、ラファエルシルバ、駒井と休ませ、その中で追いついたのは大きかったと思う。

ところで堀さんの4-1-4-1だけど、通常モードだと、やはり興梠の近くに選手が少なくなりがちで、中央のコンビネーションが少なくなってしまうので課題と言えば課題。
ただ、実はポジション配置は状況によって動いているような気がする。ラファが出ていれば3トップみたいな形になるし、この試合のように高木と平川(梅崎)ならワイドに広くポジションを取る少し下がり目だったり。だから、いざ攻めたいと交代選手が入ってきても、その配置が混乱するようなことが少ないようにも感じる。
まずは守備の安定。少しずつ熟成は感じる。次のステップとしてそこからの攻撃。これからもっと流動性が出てくるに違いない。そうすればミシャさんが描いていた攻撃的サッカーに、また近づいてくるような、そんな気もしている。

4バックはあくまでも「最初の立ち位置」という記号でしかないのだろうと。

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