2025年5月20日火曜日

洗足池の夜に。

コロナ禍をはさんで7年ぶりか6年ぶりか、すっかりご無沙汰していた野外のフリーライブ「春宵の響」に行ってきました。
細かい話は以前書いたブログに譲るとして(手抜き)、今年も素晴らしい「体験」だったと思います。
2017年のブログ→コチラ、2018年のブログ→コチラ

笛:福原徹さん

森に囲まれた池のほとり、かつ背後には神社というロケーションの中、静かにそして力強く流れる和楽器の音色、重なるピアノ、風にざわめく木々の葉。まさしく「体験」という言葉がふさわしい時間を味わいました。

おそらくはコンサートホールで同じ演目を聴いてもここまで大きく心が動くことはないのではないか、そう思わされる舞台装置も含めて素晴らしいコンサートでした。

個人的に今回感激したのが尺八の音。

篠笛の音が直線的にピンと張りつめたような、緊迫させられるような音色であるのに対して、尺八は四方八方に円く拡散していくような音。
柔らかで暖かで、それでいて大きく強く、そして、こんなにも重層的な音が奏でられるのかと衝撃的ですらありました。善養寺恵介さんは紫綬褒章受章者!

それぞれ分野のトップランナーの凄みとでも言うんでしょうかね。
繰り返しますが、本当に素敵でした(←語彙消失)


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