昔はそんなにビビリじゃなかったと思うんだ。
高いとこから飛び降りたり、自転車で爆走したり、平気だったもん。それがガキだといえばそうなんだけどさ。
ただ、今はそういう昔のことを思い出しても怖い。考えてるのはたとえば「あのときもし転んでたら」というイメージだ。それが「痛い」という感覚と同時に湧いてくる。
だから怖い。
団地の階段を4段ぐらい飛び降りようとして履いてた長靴のサイズがあってなかったのでそのままヘッドスライディングしたこととか、神社で飼われてた犬を撫でようとしてそのまま左手と胸を噛まれたこととか、ゲレンデでコブにひっかかって豪快に前転したこととか、酔っぱらって電柱に顔をぶつけて盛大に切ったこととか、リアルに痛い記憶はそこここにあるけど、実際に痛かった記憶よりも、今は「痛いんじゃないか」というイメージのほうがぞわぞわする。
ぞわぞわ、ってホントにするのよ。
お尻の下のほうから太ももの後ろのほうに急に波打つような、泡が立つような。
階段から飛び降りると、頭に抜けるような「ジーン」とした痛みがある。
あれ、経験した痛みよりも、階段の上で一瞬それをイメージして「痛いんじゃないかな」って想像しまったほうがぞわぞわしてしまうんだよね。
それこそ段を踏み外して(実際には踏み外すような段じゃない)、くるぶしをぶつけちゃうんじゃないかと想像するほうが。
伝わるだろうか。
ビビリ。さらには高所恐怖症。
年齢とともに悪化してるのは、経験を積み重ねることで痛みのイメージ力が増してきているからじゃないかと思ってる。
高いところについては、正直に書くと「飛び降りちゃうイメージ」が出てくる。これは怖い。
実際にタンスの角に小指ぶつけても「いてっ」って思うだけで、ぞわぞわはしないんだよ。
とこんなこと書くと、ますます脳内に定着しちゃってぞわぞわする機会が増えるんだろうな(涙)。
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