今回今さらながらに見てみた映画は「地獄の花園」です。
すんごく雑に言うと、これまで何度となく描かれてきている(特にマンガで)ヤンキーの世界が、もしもOLの世界にもあったら、というお話。
フィクションって当然この「if」が起点になるんだろうけど、その目の付けどころがさすが脚本のバカリズムさんってことでしょうかね。
ヒエラルキー、勢力闘争、絆と信頼、影の存在――基本設定を除けばまったくもって「王道中の王道」なわけです。
ただそこはバカリさん。どっかでそれを茶化しているような、斜に構えるようなスタンスなわけです。それがずーっとクスクスクスクスとベースの部分で笑わせてくれる。
そしてところどころでドンと一発、いや何発も大笑いもさせてくれる。おもしろいとしか言いようがないです。
楽しく気楽で、なのに手に汗握ってゲラゲラ。こいつはとんでもないわ(ほめてる)。
もともと芸達者なキャストの皆さんの怪演によるところも大きいですね。
広瀬アリスの少し吹っ切れたようなところも(いや通常運転か?)、菜々緒のどこまで行ってもある意味菜々緒なとこ、アクションできる朝ドラ女優さんたち、相変わらずオミアシの美しい遠藤憲一、そしてわれらが小池栄子様。
決してふざけてるわけではなくて(←ここ重要)、マジメに全力演技で笑わせにきてるのよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿