2017年4月28日金曜日

さんぽニスト、旧甲州街道をゆく。其の壱

本当は旧中山道の続きを歩くつもりで鴻巣に向かってたんだ。でも少々(だいぶ?)寝坊してしまったせいで歩き始めが遅くなりそうだった。なので急遽予定を変更してみたび日本橋へ。

日本橋からはまずは皇居のほうに向かうんだけど、使っている街道歩きサイトに従って進んでると、「ん、ここ道ないよ?」という場所に。

東京駅八重洲北口。

ちょっと悩んだ(笑)けど、考えるに駅のほうが街道よりも後からできたということだろう。駅構内の自由通路をずんずんと進んで丸の内北口へ。それでいいに違いないということでいいかな(^^;

和田倉門のとこからお堀に沿ってほぼ半周、半蔵門へ。
多くのランナーさんたちを避けるために道の反対側を歩く。帝国劇場、日比谷公園、合同庁舎、警視庁、国会議事堂、最高裁判所、国立劇場。ちょっとした観光気分。
それよりも強く印象に残るのは「本当に緑がきれい」ということ。

まさに新緑の季節。都心は本当に緑が多いし、この日はまばゆいばかりの青空。この緑と青の風景の中に、わずかにまだ咲き残る桜色。木漏れ日。

はあー。いいきもちー。これぞ散歩の素敵なところ。

半蔵門で新宿通りに折れて西へ。麹町、四谷と抜けて(頭ではわかるんだけど、四谷駅でJRと直交するのが違和感)、新宿御苑を横目で見つつ最初の宿場町の内藤新宿(ないとうしんしゅく)へ。ま、ずばり新宿ですけど。で当然のように宿場町の名残など欠片もない(笑)。ここも宿場よりも鉄道が後なんだろうし。


歩きながら思ったんだ。「新宿って威圧的」と。ビル群がデカくてゴツくて垂直方向に威圧的なのはもちろん、なんだか街の持ってる雰囲気そのもの――あえて言えば水平方向にも――にも圧力がある。そんな気がした。

新宿から高井戸宿までは現状の国道20号線を進む。何度も車で走っている道だけど、車と徒歩は大違い。知ってるようでまるで見たことのない街なんだなと思ったり。首都高から見えるあの看板のビルはこれかぁ、なんてね。実際、オーバーパスとかアンダーパスで見たこともないとこもあるしねー(^^;

朝は日陰に入るとひんやりしてた空気が、初夏の空気に変わってきた。羽織ってたトラックジャケットをデイパックに押し込んで先へ進みます。水分補給もしっかりと。

高井戸宿(ここも名残ゼロ)からは旧道へ。京王線の駅にも近い旧道は穏やかな空気の流れる生活道路。暮らしやすそうな都会の住宅街って感じが続いていく。
仙川あたりから国道20号線に戻ると新緑の並木がそれはそれは心地いい――この並木、ものすごく立派なけやき(たぶんw)だけど、いつごろ植えられたものなんだろう。もしかしてTOKYO1964のころかな?なんて思いながら(この道路はマラソンコースだった)。

そんなに歩いた気がしてないんだけど再び旧道に戻って、国領、布田、調布、西調布。このあたりが布田五ヶ宿と呼ばれているそうな。ご想像どおり、ここも宿場の名残はまっっったくなし(^^;
今回の行程では道祖神らしきものがいくつかあったのと、一里塚の「跡」を見かけただけ。実に「現代」の東京でした。

常性寺の成田山調布不動尊にお参りした後、もう少し先へ進もうかな、と思ったんだけど「めっちゃアウェイなところ」たどり着いてしまったので、今日はここまで。


あ、おみやげ買わなかったな・・・調布みやげってそもそも何?



今回の行程:日本橋~内藤新宿~高井戸宿~布田五ヶ宿。お昼ごはんは桜上水の讃岐うどん屋さん。腰が強くて喉越しよくて、たいへんおいしゅうございました。

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