2016年10月24日月曜日

覚悟と情熱で。

テレビ中継も報道も、「セカンドステージ優勝あるか」という言い方なんだが、現在のレギュレーションではステージ優勝にはほぼ「チャンピオンシップへの出場権」という意味しかなく、すでに年間3位以上を確保している浦和にとって、あまり意味のある「優勝」ではない(実際問題タイトルとしてカウントしてないし)。それよりも重要なのは「年間勝点1位」。こちらはチャンピオンシップでのアドバンテージが明確にあるわけで、しかも「年間で一番強かった」という大きな成果でもある。
残り3節、川崎との差、わずかに1。この年間勝点1位の座は、勝ち続ける以外に守る方法はない。

ビッグスワンでの新潟戦は厳しくて、ひたすらに苦しいイメージがある。それだけに、立ち上がりの先制点は大きかった・・・といけば良かったんだけど。

結局渋い展開になってしまった理由は2つ。
ひとつは軽いプレーと雑なプレーに終始しして前半で懲罰交代になったDF。それ以上に、新潟のプレーがすごかったのが最大の要因だったと思う。

ま、今さら僕がブログに書いたところが何も起こらないだろうから書くけど、浦和を倒す方法はこれが最善という戦略だった。ドン引きではないもののしっかりとしたコンパクトな守備ブロック(新潟は5-3とか5-4のラインがきれいだった)。ブロックの周囲でボールを持たせ、戻すボールを狙う。無理目の中に入れてくるボールには厳しく行ってカウンター。もちろん両シルバ(狩る人と走る人)という存在は大きいが、完全に術中にはまった感じだった。残留争いをしているチームの凄味でもあったと思う。緩急・長短・方向、そういった変化をもたらすことのできる柏木不在が響いてたかもな(と選手は言われたくないだろうけど)。

それでも正直負ける気はしなかった。ただ勝てる気もしてなくて、川崎vs広島がスコアレスに終われと祈るばかりで。

残り時間が少なくなる。画面の下に川崎先制の速報が流れる。新潟後半初のシュートは西川がビッグセーブ。うう・・。

2016 Meiji Yasuda J1 League 2nd Stage #15
新潟 1-2 浦和○


言葉では説明できない、あのゴール。あの状況でエリア内でコンビネーションが使えることにも驚きだけど、「流れ」とか「展開」とかそういうのを超越するような何か――。

その「何か」は、試合後にテレビに映し出された横断幕に記されていた。なるほど、そのとおりだ。

【年間勝点1位は覚悟と情熱で掴み獲ろう】

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