藤沢宿を後にして、国道1号線に合流すると、雰囲気がじわりと「湘南」に変わってきます。
進行方向左前方の空は広く、その下はきっと海だなとイメージする。「ここは海抜○m」の数字が少しずつ小さくなっていく。家の軒先にはサーフボードが無造作に置かれ、ダイビングショップの看板も見える――辻堂、そして茅ヶ崎へ。残念ながらWalkmanからサザンは流れてこなかった。
別にマリンスポーツやってたわけじゃないし、湘南に縁があるわけでもないし、そもそも不案内だ。やっぱり「湘南」への漠然とした憧れだろうか。いや、もう少し正直に言うと湘南で遊ぶ若者たち、もっと言えば湘南でのデートみたいなことに憧れがあったんだろうな。
今でもちょっと心臓がどきどきするような感じがある・・・あ、歩いてるからか(^^;
「海が見たいな」
実際には旧東海道は海にぜんぜん近づいてくれないんだけど(笑)。
そうそう。茅ヶ崎の街中で前方からサングラスをかけたオシャレな男の子(おそらく小学生)がチャリで走ってきた。歩道が狭かったのでちょっと避けてあげたら、すれ違う瞬間に「どうも」っていう感じ(実際にはしゃべってないけどそんな感じだったの)で会釈してきて、それがまた堂に入ってて、「くぅー、かっこいいぜー」とまた湘南に対する憧憬が深くなっちゃいました(^^;
ベルマーレカラーに染まった平塚駅前で、なぜだか町田ゼルビアのジャージを着た若者とすれ違うと、道は平塚宿に入ります・・・
・・・ってすぐにもう大磯宿(^^;
大磯ってなんとなくだけど別荘地みたいなイメージが僕の中にあって、旧道がすばらしい木立の中の住宅街に差し掛かると「ほらね」みたいな。
このあたりで東海道線とクロスするんだけど、なんと旧東海道は地下道へ!
空中だったり、地下だったり、楽しいなぁ。次はどんな道が待ってるんだろう(^^;
大磯で発見したこと。「湘南」という呼び名は大磯が発祥の地であるということ。へぇ。ということは、茅ヶ崎あたりでどきどきしてたのは早すぎたってことかな(笑)。
箱根駅伝でもおなじみ「東海道松並木」は、松じゃない木がけっこうあることも発見しましたよ(ナイショ?)。あとね、この並木のあるのは西「小磯」。
さてさて、ここまで来ると脳内が「大磯ロングビーチ」→「水泳大会」→「ポロリ」で占拠されてしまったので、たぶん疲れたんでしょう(笑)。今回はこのへんで。
以上「さんぽニスト、湘南を歩く」の巻でした。
今回の行程:藤沢駅~藤沢宿~戸塚宿~大磯宿~二宮駅。お昼ごはんは平塚でチェーン店の牛丼。おいしそうなうどん屋があったんだけど道の反対側だったので・・・。
ここまでの行程:[1] 日本橋~川崎宿 [2]~保土ヶ谷宿 [3]~藤沢宿 [4]~二宮
0 件のコメント:
コメントを投稿